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独学チャレンジノート


C2 実践問題 (過去問編)
空気環境の調整  (出題数45問)
問題46 次の用語とその単位との組合せとして、誤っているものはどれか。

(1) 熱伝導抵抗 ------ m・K/W
(2) 電気抵抗 ------- Ω
(3) 色温度 --------- K
(4) 輝度 ----------- cd/m2
(5) 音の強さ ------- w/m2
問題47 湿気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 飽和水蒸気圧に対する水蒸気圧の比を相対湿度という。
(2) 冬季の表面結露を防止するには、外壁の室内側に防湿層を設けると良い。
(3) 湿り空気が飽和する温度を露点温度という。
(4) 室内空気温度と同じ温度の水で水噴霧加湿をすると空気温度は低下する。
(5) 冬季において戸建住宅では、外気に面した壁の出隅部分の室内側で表面結露しやすい。
問題48 建築材料の熱伝導率に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.
(1) パーティクルボードの熱伝導率は,木材と同程度である.
(2) 木材の熱伝導率は,普通コンクリートより小さい.
(3) 石こう板の熱伝導率は,硬質ウレタンフォームと同程度である.
(4) 普通コンクリートの熱伝導率は,タイルと同程度である.
(5) 板ガラスの熱伝導率は,木材より数倍大きい.
問題49 下に示す湿り空気線図(湿度図)に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.
(1) 乾球温度17℃,相対湿度50%の空気が表面温度10℃の窓ガラスに触れると結露する.
(2) 乾球温度20℃,湿球温度10℃の空気に含まれる水蒸気量は,0.005㎏/㎏(DA)より小さい.
(3) 乾球温度4℃,相対湿度100%の空気を22℃まで暖めると,相対湿度は約30%となる.
(4) 乾球温度10℃の空気が含むことのできる最大の水蒸気量は,0.005㎏/㎏(DA)より大きい.
(5) 乾球温度25℃,相対湿度50%の空気の露点は15℃より低い.
問題50 熱移動に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 材料内部に湿気を多く含むほど、熱伝導率は大きくなる。
(2) 対流熱伝達率は、壁表面の粗度が影響する。
(3) 熱伝導抵抗は、熱伝導率の逆数である。
(4) 室内側の放射熱伝達率は、一般的に4.5W/(m2・K)程度となる。
(5) 中空層の熱抵抗は、厚さ2cm程度までは、厚さが増すにつれて増大する。
問題51 空気力学に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 直接ダクトの圧力損失は、ダクト直径の二乗に反比例する。
(2) 連続の式は、ダクト中の流体の密度、断面積、流速の積が一定となることを意味する。
(3) 動圧は、流速の二乗と流体の密度に比例する。
(4) 大気基準圧は、ある地点の圧力を同一高度の大気圧との差圧で表す。
(5) ダクトの形状変化に伴う圧力損失は、形状抵抗係数と動圧に比例する。
問題52 湿り空気と湿度に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.
(1) 飽和絶対湿度に対する現在の絶対湿度の割合を示したものを相対湿度という.
(2) 絶対湿度とは,湿り空気中の乾燥空気1㎏と共存している水蒸気の質量である.
(3) 湿り空気中の水蒸気のもつ分圧を水蒸気分圧という.
(4) 露点温度の空気の相対湿度は100%である.
(5) 湿り空気の温度が一定の状態で絶対湿度を増加させると,比エンタルピーは増加する.
問題53 乾球温度20℃,相対湿度20%の空気に,30℃の水を噴霧した場合,温湿度の変化として最も適当なものは次のうちどれか.ただし,噴霧した水は完全に蒸発するものとする.

(1) 乾球温度,相対湿度は上がる.
(2) 乾球温度は下がり,相対湿度は上がる.
(3) 乾球温度は変わらず,相対湿度は上がる.
(4) 乾球温度は上がり,相対湿度は変わらない.
(5) 乾球温度は下がり,相対湿度は変わらない.
問題54 室内温湿度と気流に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 室内相対湿度は、室内温度が上昇すると増加する。
(2) 室内温度は、変動の幅が小さく、安定していることが望ましい。
(3) 鉛直方向の温度差は、上下温度差として表される。
(4) 極端な低気流は、温度の不均一な分布をもたらしやすい。
(5) 建築物環境衛生管理基準における気流の基準値は、不快な冷風気流を考慮して定められている。
問題55 次の文章の[   ]内に入る語句の組合せのうち,最も適当なものはどれか.

[  ア  ]とは,自然界に存在する[  イ  ]の繊維状鉱物で,[  ウ  ],クロシドライト等が含まれる.
  ア   イ
(1) アスヘスト ---- 硝酸塩 ----- ロックウール
(2) アスベスト ---- リン酸塩 ---- アモサイト
(3) アスベスト ---- ケイ酸塩 ---- クリソタイル
(4) フューム ---- ケイ酸塩 ---- アモサイト
(5) フューム ---- リン酸塩 ---- クリソタイル
問題56 室面積20m2,天井高2.5mの居室に6人が在室しているとき,換気によって室内の二酸化炭素濃度が0.09%に維持されていたとする.この部屋の換気回数(回/h)として最も近いものは次のうちどれか.ただし,室内は完全混合(瞬時一様拡散)とし,外気濃度は0.04%,一人当たりの二酸化炭素発生量は0,025m3/hとする.
(1) 1回/h 
(2) 3回/h 
(3) 6回/h 
(4) 15回/h 
(5) 300回/h 
問題57 室内の微生物などに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか.
(1) 建築物内に発生するダニがアレルゲンになる場合がある.
(2) ウイルスは,結露した壁などの表面で増殖する.
(3) ペニシリウムは,アレルギー症状を引き起こす原因の一つである.
(4) 室内浮遊細菌濃度には,エアフィルタの捕集率が関係する.
(5) 加湿器の管理が不適切であると,室内空気の微生物汚染の一因となる.
問題58 室内空気汚染物質に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) たばこ煙は、揮発性有機化合物(VOCs)を含んでいる。
(2) 窒素酸化物の主要な発生源は、燃焼作用である。
(3) 室内におけるオゾンの発生源として、コピー機、静電式空気清浄機の可能性がある。
(4) ホルムアルデヒドは、毒性の強い物質であるが刺激性はない。
(5) 悪臭防止法に定められている特定悪臭物質は、10種以上ある。
問題59 次の物質のうち、揮発性有機化合物(VOCs)に含まれないものはどれか。.

(1) トルエン
(2) ベンゼン
(3) ラドン
(4) スチレン
(5) フタル酸ジブチル
問題60 湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 水蒸気分圧とは、空気中の水蒸気が示す分圧のことである。
(2) 飽和度とは、空気中の水蒸気の質量を、同じ空気中の乾き空気の質量で除したものである。
(3) 相対湿度とは、ある空気の水蒸気分圧とその空気と同一温度の飽和水蒸気分圧との比を百分率で示したものである。
(4) 熱水分比とは、比エンタルピーの変化量と絶対湿度の変化量との比である。
(5) 露点温度とは、湿り空気を冷却したとき飽和状態になる温度のことである。
問題61 空気調和機の構成に関する次の文章の[ ]内に入る語句の組合せのうち,最も適当なものはどれか.

空気調和機は,一般に上流側からエアフィルタ,[ ア ],[ イ ],[ ウ ],送風機の順に構成される.

(1) 冷却コイル --- 加熱コイル --- 加湿器
(2) 冷却コイル --- 加湿器 ------ 加熱コイル
(3) 加熱コイル --- 冷却コイル --- 加湿器
(4) 加熱コイル --- 加湿器 ------ 冷却コイル
(5) 加湿器 ------ 冷却コイル --- 加熱コイル
問題62 空気調和方式に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか. 
(1) ダクト併用ファンコイルユニット方式は,単一ダクト方式に比べて,空気調和機の小型化が可能である. 
(2) 変風量単一ダクト方式では,天井放射パネルが用いられる. 
(3) 定風量単一ダクト方式は,必要な新鮮外気量を確保しやすい. 
(4) 放射冷暖房方式では,中央式外調機が併用される. 
(5) 水熱源ヒートポンプ方式では,熱回収運転が可能となる場合がある. 
問題63 変風量単一ダクト方式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 送風機の風量制御を行うことにより、部分負荷時の搬送エネルギー消費量を軽減できる。
(2) 熱負荷のピークの対策として送風機に必要とされる風量は、定風量単一ダクト方式と比較して、吹出口個々の風量の総和より多く設定する必要がある。
(3) 送風量が絞られた場合でも、必要外気量を確保するための対策が必要である。
(4) 全閉型VAVユニットを使用することによって、不使用室に対する空調を停止することができる。
(5) 間仕切り変更や多少の熱負荷の増減に対応しやすい。
問題64 湿り空気線図に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 比容積と乾球温度がわかれば、相対湿度が求められる。
(2) 湿り空気の比エンタルピーは、乾球温度が同じでも絶対湿度が大きいほど小さな値となる。
(3) 水蒸気分圧とは、湿り空気を理想気体と考えたときの水蒸気の分圧のことである。
(4) 顕熱比とは、全熱の変化量に対する顕熱の変化量の比率である。
(5) 熱水分比とは、比エンタルピーの変化量と絶対湿度の変化量との比である。
問題65 同出力の蒸気圧縮冷凍機と比較した場合の吸収冷凍機の利点に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.
(1) 冷凍機内は真空であり,圧力による破裂などのおそれがない.
(2) 回転部分が少なく,騒音・振動は小さい.
(3) 冷凍機本体及び冷却塔ともに小型である.
(4) 消費電力量は少ない.
(5) 特別な運転資格を必要としない.
問題66 空気調和設備の温熱源に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 炉筒煙管式ボイラは、負荷変動に対して安定性がある。
(2) セクショナル式ボイラは、分割搬入が可能で寿命が長い。
(3) 真空式温水発生機は、運転中の内部圧力が大気圧より低いので、労働安全衛生法の規定によるボイラに該当しない。
(4) 空気熱源方式のヒートポンプは、暖房負荷が最大となる時期に採熱効率が最高となる。
(5) 水熱源方式のヒートポンプには、地下水・河川水等を採熱源とするものがある。
問題67 ファンコイルユニットに関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.
(1) 一般に加湿機能がある.
(2) 設置方法により,床置型,天井つり型等がある.
(3) 電動機としては単相100Vが多用され,巻線切り替えで回転数を変える.
(4) エアーフィルタ,冷温水コイル,送風機等で構成される.
(5) 配管方式には,二管式,三管式,四管式がある.
問題68 空気調和設備の熱源機器に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.
(1) 冷凍機は冷媒の種類及び冷凍能力によって,高圧ガス保安法の規制を受ける場合がある.
(2) 二重効用吸収冷凍機は,単効用吸収冷凍機よりもエネルギー効率に優れる.
(3) 代替フロンを除くフロン類において,業務用冷凍空調機器の廃棄は,特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律の対象となる.
(4) 貫流ボイラは,横型ドラム本体内の水を煙管で加熱する構造である.
(5) 密閉型冷却塔は,熱交換器の外面に散布した水の蒸発潜熱を利用して管内の冷却水を冷却する.
問題69 送風機に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 軸流送風機は、一般に騒音値が高い。
(2) 後向き送風機は、遠心送風機の一種である。
(3) プロペラ型送風機は、小型冷却塔などに用いられる。
(4) 斜流送風機は、便所などの局所換気に用いられる。
(5) 横流送風機は、高速ダクト空気調和用として用いられる。
問題70 空気調和用ダクトとその付属品に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.
(1) 軸流吹出し口は,ふく流吹出し口に比較して誘引効果が高い.
(2) 円形ダクトでは,スパイラルダクトが主に使用される。
(3) 防火ダンパは,ダクトの防火区画貫通部に設置される。
(4) グラスウールダクトは,吸音性に優れる.
(5) 線状吹出し口は,ペリメータ負荷処理用として,窓近傍に設置されることが多い.
問題71 空気浄化装置に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.
(1) ろ過式空気浄化装置は,慣性・拡散等の作用を利用して,粉じんを繊維に捕集する.
(2) 静電式空気浄化装置は,高圧電界による荷電及び吸引吸着によって粉じんを捕集する.
(3) 粉じん捕集率は,質量法,比色法,計数法のいずれの方法によっても,ほぼ同じ数値が得られる.
(4) HEPAフィルタは,クリーンルームなどのろ過式の空気浄化装置に用いられる.
(5) 活性炭フィルタは,ガスフィルタの一種である. 
問題72 エアフィルタの粉じん捕集率の測定方法に関する次の文章の[ ]内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。

質量法は[ ア ]、比色法は[ イ ]、計数法は[ ウ ]の性能表示に使用される。
(1) 中性能フィルタ ----- 高性能フィルタ ------ 粗じん用フィルタ
(2) 高性能フィルタ ----- 粗じん用フィルタ ----- 中性能フィルタ
(3) 高性能フィルタ ----- 中性能フィルタ ----- 粗じん用フィルタ
(4) 粗じん用フィルタ ---- 高性能フィルタ ----- 中性能フィルタ
(5) 粗じん用フィルタ ---- 中性能フィルタ ----- 高性能フィルタ
問題73 空気浄化装置に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 高速の気流がフィルタ面に吹き付ける場合には、じゃま板をフィルタの上流側に設置する。
(2) HEPAフィルタは、通常、上流側に粗じんを除去するプレフィルタを設置する。
(3) 静電式は圧力損失が少なく、微細な粉じんまで効率よく捕集できる。
(4) 自動更新型フィルタは、汚れに応じて、ろ材を自動的に巻き取るので、捕集効率が高い。
(5) 高性能フィルタは、ろ材を折り込み、ろ過風速を遅くすることにより、圧力損失を低くしている。
問題74 空気調和設備の送風機・ポンプに関する次の語句の組合せとして,最も不適当なものはどれか.
(1) ファン急停止 -------- キャビテーション 
(2) 軸流式送風機 ------- べ一ン型送風機 
(3) 容積型ポンプ ------- 歯車ポンプ 
(4) ポンプの吐出し量 ---- 損失水頭 
(5) 遠心式送風機 ------- 多翼送風機 
問題75 弁類に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) バタフライ弁は、軸の回転によって弁体が開閉する構造である。
(2) 安全弁は、一般に圧力の高い容器や配管に設置される。
(3) 玉形弁は、弁体と弁座の隙間を変えて流量を調節する形式である。
(4) ボール弁は、抵抗が少なく流量調整ができる。
(5) リフト式逆止弁は、立て配管に取り付ける。
問題76 浮遊粉じんの測定法と測定器に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか. 
(1) ローボリウムエアサンプラ法は,粉じんの形状に影響されない.
(2) 浮遊粉じんの測定法には,捕集測定法と浮遊測定法がある.
(3) 光散乱式のデジタル粉じん計は,粉じんによる散乱光の波長により相対濃度を測定する. 
(4) ピエゾバランス粉じん計で測定した値は,質量濃度に比較的近い.
(5) 吸光光度法は,浮遊粉じん捕集測定法の1種である.
問題77 VOCsに関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか. 
(1) TVOCの濃度の算出方法には,いくつかの提案があり,方法が異なると正確な比較はできない.
(2) VOCsのうち,高沸点化合物を高揮発性有機化合物(VVOC)と呼んでいる。
(3) VOCsのサンプリング法には,アクティブ法とパッシブ法がある.
(4) 溶媒抽出法とは,吸着剤(活性炭など)に捕集後,溶媒で抽出する方法である。
(5) 市販のTVOCモニタは,湿度及び干渉ガスの影響を受ける.
問題78 温熱環境要素の測定器に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) アスマン通風乾湿計において、通風速度2m/s以下での測定は望ましくない。
(2) アウグスト乾湿計では、気流、熱放射が示度に直接影響する。
(3) 相対湿度の測定には、毛髪などの伸縮を利用する方法がある。
(4) 温度の測定には、金属の膨張を利用する方法がある。
(5) グローブ温度計は、熱放射を測定するもので、気流の影響を受けない。
問題79 粉じん計に関する次の文章の[ ]内の用語として,最も不適当なものはどれか.

粉じん計はそれそれのメー力において,[ (1) 標準粒子 ]を用いて一定の[ (2) 濃度 ]に設定されている.しかし,センサなどの[ (3) 経年変化 ]による劣化などによって,当初設定された[ (2) 濃度 ]が維持できなくなり,粉じん計の指示に[ (4) 誤差 ]を生じてくる.粉じん計に限らず,一般にこの[ (4) 誤差 ]を是正する操作を[ (5) 較正 ]という.
問題80 次の室内環境要素とその測定法との組合せのうち,最も不適当なものはどれか.
(1) オソン --- 紫外線吸収法
(2) 一酸化炭素 --- 定電位電解法
(3) アスベスト --- X線回析分析法
(4) 硫黄酸化物 --- エライザ法
(5) 窒素酸化物 --- 化学発光法
問題81 送風機が振動する現象に対して施した次の処理のうち,最も不適当なものはどれか.
(1) サージングが起きていたので,ダンパの開度を絞った.
(2) 基礎ボルトが片締め状態であったため,平均に締め直した.
(3) Vベルトが張り過ぎであったため,適度にゆるめた.
(4) 軸受けの摩耗が進んでいると判断して,交換した.
(5) 羽根車にじんあいが付着していたため,掃除してバランスを調整した.
問題82 空気調和設備の維持管理に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.
(1) 冷却水の強制ブローは,冷却水の濃縮防止に有効である.
(2) 冷却塔におけるスライムやレジオネラ属菌の対策として,殺菌剤の単一機能薬剤を2~7日の間隔で間欠的に添加する.
(3) 建築物環境衛生管理基準に基づき,空気調和設備内に設けられた排水受けは,6ヵ月以内ごとに1回,定期に,その汚れ及び閉塞の状況を点検する.
(4) スケールが発生すると,冷却塔の冷却効率の低下を招く.
(5) レジオネラ属菌検出時の対策実施後は,菌数が検出限界未満であることを確認する.
問題83 音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) コインシデンス効果が生じると、壁体の透過損失が増加する。
(2) 一般に部屋の容積が大きいほど、残響時間が長くなる。
(3) 点音源からの音圧レベルは、音源からの距離が2倍になると6dB減衰する。
(4) 開放された窓の吸音率は、1である。
(5) 1オクターブ幅とは、周波数が2倍になる間隔である。
問題84 冷却塔や冷却水の管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) スライムやレジオネラ属菌の対策としては、殺菌の単一機能薬剤を月に1~3回、間欠的に投入する。
(2) 建築物環境衛生管理基準に基づき、冷却塔、冷却水の水管は、それぞれ1年以内ごとに1回、定期的に清掃しなければならない。
(3) スケールが発生すると、冷却塔の冷却効率の低下を招く。
(4) 冷却水の濃縮管理方法に併せて、防スケール・防食剤を添加すると、節水効果が得られる。
(5) レジオネラ属菌検出時の対策実施後は、菌数が検出限界未満であることを確認する。
問題85 振動と遮音に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか. 
(1) 人体は環境振動で対象とする周波数の範囲では,高周波に対して感覚が鋭い.
(2) 5Hzの振動は,通常,環境振動で対象とする周波数範囲に含まれる.
(3) 道路交通振動に対する対策の一つに敷地境界に設ける「防振溝」がある.
(4) 質量則とは,一般に壁を重くすると透過損失が大きくなることである.
(5) 複層壁の場合,共嶋による音の透過が遮音性能を低下させる場合がある.
問題86 壁における2室間のオクターブパンド用波数毎の音圧レベル差が,125Hzで35dB,250Hzで43dB,500Hzで45dB.1,000Hzで48dB,2,000Hzで50dB,4,000Hzで50dBであった.この壁の遮音等級として,最も適'当なものは次のうちどれか.次の図の音圧レベル差に関する遮音等級の基準周波数特性を用いて求めよ.
(1) Dr-30
(2) Dr-35
(3) Dr-40
(4) Dr-45
(5) Dr-50
問題87 点光源直下2.0mの水平面照度が200 lxである場合、光源直下0.5mの水平面照度として、正しいものは次のうちどれか。

(1) 50 lx
(2) 400 lx
(3) 800 lx
(4) 1600 lx
(5) 3200 lx
問題88 照明に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 白熱電球は、温度放射に伴う発光を利用している。
(2) LEDとは、発光ダイオードのことである。
(3) ブラケットは、天井に埋め込む照明器具である。
(4) 高圧ナトリウムランプは、HIDランプの一種である。
(5) コーブ照明は、建築化照明の一種である。
問題89 光源の設計光束維持率に関する次の文章の[   ]内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。

光源の設計光束維持率は、[ ア ]に伴う光源自体の光束の変化による照度低下を補償するための係数であり、使用する光源の初期光束と[ イ ]の比で表わされる。

(1) 周囲温度の変化 ------- 使用直後の光束
(2) 周囲温度の変化 ------- 100時間点灯後の光束
(3) 点灯時間の経過 ------- 100時間点灯後の光束
(4) 点灯時間の経過 ------- 光源を交換する直前の光束
(5) 周囲温度の変化 ------- 光源を交換する直前の光束
問題90 次の湿り空気線図上に示した空気状態の変化の3つのプロセスとその加湿装置との組合せとして、最も適当なものはどれか。

蒸気加湿 水加湿 パン型加湿
(1)  1 ----------- 2 ----------- 3
(2)  3 ----------- 1 ----------- 2
(3)  1 ----------- 3 ----------- 2
(4)  2 ----------- 3 ----------- 1
(5)  3 ----------- 2 ----------- 1
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