2022年度 過去問セレクト模試
建築物環境衛生管理技術者試験
健康に影響を与える環境要因のうち、化学的要因として最も不適当なものは次のうちどれか。
(1)二酸化炭素
(2)粉じん
(3)オゾン
(4)硫黄酸化物
(5)振動
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環境衛生に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)許容限界とは、生物が耐えきれなくストレス強度の限界のことである。
(2)労働者の有害物質による健康障害を予防するために、許容濃度が日本産業衛生学会より勧告されている。
(3)有害物による特定の反応において、曝露量が増加すると陽性者の率は増加する。
(4)集団の反応率と有害物への曝露量との関係を、量ー影響関係という。
(5)学校における環境衛生の基準は、学校保健安全法で定められている。
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通常の室内における,人体各部位の温度が低い順番に並んでいるものとして,最も適当なものは次のうちどれか。
(1)顔 < 直腸 < 足
(2)顔 < 足 < 直腸
(3)顔 < 足 < 直腸
(4)足 < 直腸 < 顔
(5)足 < 顔 < 直腸
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次の温熱環境指数のうち、人体熱平衡式を基準とし着衣量やエネルギー代謝量を用いて求めるものはどれか。
(1)予測平均温冷感申告(PMV)
(2)不快指数(DI)
(3)修正有効温度(CET)
(4)黒球温度(Tg)
(5)湿球黒球温度(WBGT)
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冬季における暖房時の留意事項の組合せとして、最も適当なものは次のうちどれか。
ア 床上0.1mと1.1mの温度差を、3℃以下とする。
イ 気流は、1.5m/s程度に保つ。
ウ ウォームビズの導入によりCO2排出量を削減できる。
エ 低湿度では、呼吸器疾患に罹患しやすい。
(1)アとイとウとエ
(2)アとウとエ
(3)アとエ
(4)イとウとエ
(5)ウとエ
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高温障害の種類とその特徴に関する組合せとして、最も不適当なものはどれか。
(1)熱中症 ----- 暑熱障害による症状の総称
(2)熱失神 ----- 血圧の上昇
(3)熱けいれん --- 低ナトリウム血症
(4)熱疲労 ----- 脱水
(5)熱射病 ----- 中枢神経機能の異常
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ヒトの発がんの原因に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)発がんの要因として、食事が3分の1を占める。
(2)感染症が発がんの原因となることがある。
(3)ラドンのばく露は肺がんのリスクを上昇させる。
(4)DNAに最初に傷を付け、変異を起こさせる物質をプロモータという。
(5)ホルムアルデヒドには発がん性が認められる。
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気管支喘息に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)有害な免疫反応により引き起こされる。
(2)症状の発現には、体内の肥満細胞の働きが関係する。
(3)アレルゲンの同定方法の一つに皮内テストがある。
(4)原因としては、真菌が最も多い。
(5)患者の素因は、発症・増悪因子の一つである。
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ヒトが不快感を覚えるとされている室内の二酸化炭素濃度として,最も適当なものは次のうちどれか。
(1)0.5%
(2)1~2%
(3)3~4%
(4)6%
(5)7~10%
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建築物衛生法による一酸化炭素の含有率の基準値として、最も適当なものは次のうちどれか。(一部改編)
(1)原則 1ppm以下
(2)原則 2ppm以下
(3)原則 5ppm以下
(4)原則 8ppm以下
(5)原則 30ppm以下
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アスベストに起因する疾患として、最も適当な組合せは次のうちどれか。
ア 悪性中皮腫
イ 過敏性肺炎
ウ 肺癌
エ 肺繊維症
オ 気管支喘息
(1)アとイとウ
(2)アとウとエ
(3)アとエとオ
(4)イとウとオ
(5)イとエとオ
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光環境と視覚に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
(1)網膜にある杆体細胞は、明るいときに働きやすい。
(2)明るい場所から暗い場所への順応を暗順応といい、およそ2分程度で順応が完了する。
(3)杆体細胞と錐体細胞を比較すると、感光度は錐体細胞の方が高い。
(4)杆体細胞と錐体細胞を比較すると、数は錐体細胞の方が多い。
(5)視力は、照度0.1lx付近(輝度では0.01cd/m2)で大きく変化する。
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騒音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)騒音によっておこる4,000Hz付近の聴力低下を、C5ディップという。
(2)大きく高い騒音に一時的に曝露されることによる聴力の低下を、一過性聴力閾値低下という。
(3)騒音によって、抹消血管の収縮、血圧の上昇、胃の働きの抑制等が起きる。
(4)マスキング効果は、マスクされる音の最小可聴値の音圧レベル上昇量で示される。
(5)騒音による永久性難聴の程度や進行具合には、個人差が大きい。
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振動に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)全身振動による健康影響として、末梢神経障害がある。
(2)手持ち工具などの使用による振動は、オクターブバンドの中心振動数で約8~1,000Hzの振動が問題となる。
(3)全身振動の大きさの感覚は、振動継続時間によって変化する。
(4)振動感覚閾値は、地震の震度0(無感)の限界に相当する振動レベル55dBである。
(5)低い振動数で振幅が大きい振動では、乗り物酔い、動揺病等が発生しやすい。
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紫外線に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)波長によって、3領域に分類される。
(2)慢性曝露で緑内障を発症する。
(3)皮膚の老化を促進する。
(4)ビタミンDを生成して、くる病を予防する。
(5)赤外線と比較して皮膚透過性が低い。
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情報機器作業(VDT作業)と健康に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。
(1)グレア防止用の照明器具を用いる。
(2)ディスプレイ画面における照度を500lⅩ以下とする。
(3)キーボード上の照度は,300lⅩ以上とする。
(4)デスクトップ型パソコンとノート型パソコンでは,デスクトップ型パソコンの方が疲労の訴えが多い。
(5)眼と表示画面,眼と書類などとの距離は,同じ程度にすることが望ましい。
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放射線の身体的影響のうち、早期影響は次のどれか。
(1)白内障
(2)不妊
(3)悪性リンパ腫
(4)皮膚癌
(5)胎児の障害
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ヒトと水に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)一般成人における体内の水分量は、体重の約60%である。
(2)体液のうち、細胞内液は、約2/3である。
(3)成人の場合、1日1L以上の尿排泄が必要である。
(4)一般に体重当たりの体内水分量は、女性より男性の方が多い。
(5)水分の欠乏率が体重の2%になると、強い口渇を感じる。
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カドミウムに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)合金、塗料、電池等の用途に用いられる。
(2)過剰に摂取すると大脳に蓄積して、中枢神経の障害を起こす。
(3)富山県神通川流域の一般環境汚染により、イタイイタイ病の原因となった。
(4)水道法に基づいて定められている、水道により供給される水の水質基準の基準項目に含まれている。
(5)水質汚濁防止法に基づいて定められる、健康に係わる有害物質についての排水基準の基準項目に含まれている。
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ヒ素に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
(1)5価の化合物の方が3価の化合物よりも毒性が強い。
(2)水俣病は、その慢性中毒である。
(3)慢性影響として、皮膚の色素沈着の角化は認められない。
(4)環境基本法に基づく水質汚濁に係る環境基準項目に含まれない。
(5)ヒトに対する発がん性が認められる。
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水銀に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)一般に、有機水銀と無機水銀に分けられる。
(2)有機水銀は、生物濃縮を起こすことが知られている。
(3)水俣病は、メチル水銀による公害病である。
(4)重要な影響の一つに、中枢神経障害がある。
(5)皮膚癌の原因となることが知られている。
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次の感染症対策のうち、感染経路対策として、最も不適当なものはどれか。
(1)ネズミの駆除
(2)手洗いの徹底
(3)N95マスクの着用
(4)水と空気の浄化
(5)ワクチンの接種
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クリプトスポリジウム症とその病原体に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。
(1)感染した噛乳類の糞便が感染源となる。
(2)大きさ4~6μmの原虫である。
(3)感染すると,2~5日後に下痢や腹痛等の症状が表れる。
(4)特定の環境下では,2~6カ月間感染力を維持する。
(5)対策として,給水栓末端における遊離残留塩素濃度を,0.2mg/L以上に保つことが重要である。
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消毒用エタノールを用いた薬剤消毒に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)70%溶液が至適濃度である。
(2)手指や皮膚の消毒に用いられる。
(3)一部のウイルスには無効である。
(4)殺菌力はホルマリンによって減少する。
(5)芽胞に対して有効である。
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6%次亜塩素酸ナトリウム溶液100mLを水30Lに加えた場合、この濃度の次亜塩素酸ナトリウム濃度に最も近いものは次のうちどれか。
(1)20mg/L
(2)60mg/L
(3)100mg/L
(4)200mg/L
(5)300mg/L
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空気環境
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