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「湿り空気線図」 |
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「湿り空気線図の基本の2」 |
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① |
上記の図の右上がりに湾曲している線が、相対湿度線(%) |
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相対湿度100%の線が飽和空気線 |
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② |
乾球温度を垂直に伸ばし、飽和空気線を交わったところが、 |
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湿球温度と同じ温度となる。 |
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「結露」 |
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室内の湿り空気がその空気の露点温度以下に冷えた壁や窓面に触れて |
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温度を下げ、空気中の水蒸気が水滴となって付着する現象。 |
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「露点温度」 |
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水蒸気圧を一定にして温度を下げたとき、相対湿度が100%となる温度。 |
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空気中の水蒸気が凝結して露を結ぶ温度。 |
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例)温度20℃、相対湿度70%の湿り空気の場合、 |
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上の図の乾球温度(横軸)20℃からの垂直線と、相対湿度70%との交点を確認する。 |
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次にその点を水平に移動して飽和空気線100%の交点、つまり |
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上の図の場合約14℃が露点温度となり、それより温度が下がると結露が起きる。 |
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下に示す湿り空気線図(湿度図)に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか. |
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(1) |
乾球温度17℃,相対湿度50%の空気が表面温度10℃の窓ガラスに触れると結露する.
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(2) |
乾球温度20℃,湿球温度10℃の空気に含まれる水蒸気量は,0.005㎏/㎏(DA)より小さい.
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(3) |
乾球温度4℃,相対湿度100%の空気を22℃まで暖めると,相対湿度は約30%となる.
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(4) |
乾球温度10℃の空気が含むことのできる最大の水蒸気量は,0.005㎏/㎏(DA)より大きい.
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(5) |
乾球温度25℃,相対湿度50%の空気の露点は15℃より低い. |
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(1)
 (1)上の図の乾球温度(横軸)17℃からの垂直線と、相対湿度50%との交点を確認する。(矢印 1)
次にその点を水平に左に移動して飽和空気線(相対湿度100%)との交点、つまり上の図の場合
約6℃が露点温度となり、それより温度が下がると結露が起きる。
結論、10℃では結露しない。
(2)乾球温度20℃,湿球温度10℃の交点を確認。(矢印 2)
次にその点を水平に右に移動して絶対湿度(縦軸)との交点を見る。
空気に含まれる水蒸気量は、約0.004㎏/㎏(DA)とわかる。
結論、空気に含まれる水蒸気量は、0.005㎏/㎏(DA)より小さい。
(3)乾球温度4℃と相対湿度100%の交点を確認する。(矢印 3)
次にその点を水平に右に移動して乾球温度22℃との交点を見る。
その点が相対湿度線の30%強のところにあるのが分かる。
結論、相対湿度は約30%となる。
(4)乾球温度10℃と飽和空気線の交点を確認する。(矢印 4)
次にその点を水平に右に移動して絶対湿度(縦軸)との交点を見る。
図より約0.0075㎏/㎏(DA)であることが分かる。
結論、この空気が含むことのできる最大の水蒸気量は、0.005㎏/㎏(DA)より大きい。
(5)乾球温度25℃と相対湿度50%の交点を確認する。(矢印 5)
次にその点を水平に左に移動して飽和空気線(相対湿度100%)との交点を確認すると、
14℃であることが分かる。この温度が露点温度となる。
結論、この空気の露点は15℃より低い。
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