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 平成30年度 過去問セレクト模試

給水・排水の管理

 問題106
給水及び排水の管理に関する用語とその単位との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。

 (1)精密ろ過膜の有効径 ------- μm
 (2)色度 ------- ------- 度
 (3)腐食速度 ------- ----- mm/y
 (4)排水基準におけるリン含有量 ---- %
 (5)加熱装置の能力 --------- kW



 問題107
給水及び排水の管理に関する用語とその説明として、最も不適当なものは次のうちどれか。

 (1)バルキング ---------- 排水槽の底部に沈殿した固形物や油脂などが集まったもの
 (2)酸化保護被膜 --------- 酸化によってできる金属表面の薄い被膜
 (3)ファージ ----------- 細菌を宿主細胞とする一群のウイルスの総称
 (4)トリハロメタン --------- 有機物質と消毒用塩素が反応して生成される物質
 (5)スケール ----------- 炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の析出物



 問題108
 水質基準に関する省令(平成15年厚生労働省令第101号)に定める基準として、誤っているものは次のうちどれか。

 (1)大腸菌は検出されないこと。
 (2)鉛及びその化合物は、鉛の量に関して、0.1mg/L以下であること。
 (3)総トリハロメタンは、0.1mg/L以下であること。
 (4)銅及びその化合物は、銅の量に関して、1.0mg/L以下であること。
 (5)濁度は、2度以下であること。



 問題109
 水中の残留塩素のDPD 法による測定に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、DPD はジエチル・パラ・フェニレンジアミン、OT はオルト・トリジンの略とする。

 (1)DPD法の発色には、残留塩素と反応するDPD試薬とpHを中性に保つリン酸塩が必要である。
 (2)DPD法による簡易測定器には、ブロック型、スライド型、ダイヤル型等がある。
 (3)DPD試薬は、残留塩素と反応し、桃赤色のセミキノン中間体を生成する。
 (4)DPD法は、OT法よりも亜硝酸態窒素の影響を受けにくい。
 (5)DPD法では、結合型残留塩素の方が遊離型残留塩素よりも先に発色する。


 問題110
 給水設仰に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 社員食堂における1日当たりの設計給水量は、25~50L/食である。
(2) デパートにおける設計給水量は、延べ面積1m2当たり15~30L/日である。
(3) 一般水栓の最低必要水圧は、30kPaである。
(4) 大便器洗浄弁における最低必要水圧は、70kPaである。
(5) ホテル客室部における1日当たりの設計給水量は、60~100L/床である。



 問題111
給水設備の節水及び水の有効利用に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 温水洗浄便座には、排水再利用水を利用する。
(2) 洗面器には、自動水栓を採用する。
(3) 小便器には、自動感知洗浄システムを設置する。
(4) 水栓には、節水こまを設置する。
(5) 大規模施設では、排水再利用設備を採用する。



 問題112
 給水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)貯水槽を機械室に設置する場合などでは、原則として貯水槽上部に設置できるのは飲料水の配管だけである。
 (2)貯水槽の流入管は、ボールタップや電極棒の液面制御に支障がないように、波立ち防止策を講じる。
 (3)ウォーターハンマ防止器を取り付ける場合は、防止器の破損を避けるため急閉止弁などの発生点から十分離れた
   箇所に設ける。
 (4)ちゅう房の給水配管では、防止層の貫通を避ける。
 (5)水の使用が極端に減少する期間がある建築物の貯水槽では、少量貯水用の水位制御電極を併設し、使用水量の状態に
   合わせて水位設定を切り替えて使用する。


 問題113
 給水設備に関する次の記述めうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 貯水槽を屋内に設置する場合は、貯水槽天板と上部スラブとの距離を60cm以上とする。
(2) 屋内に設置する貯水槽の天井、底又は壁は、建築物の構造体と兼用してはならない。
(3) 給水管と排水管が水平に平行して埋設される場合は、両配管の水平距離を50cm以上とする。
(4) 揚水管は、高置水槽に向かって上がり勾配で配管する。
(5) 配管内流速は、最大2m/s以下となるように管径を選定する。



 問題114
給水設備の汚染に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)飲料水用貯水槽は、六面点検ができるように設置する。
 (2)貯水槽の水抜き管は、貯水槽の最も低い部分から取り出す。
 (3)逆サイホン作用とは、給水管内に生じた負圧により、水受け容器にいったん吐水された水が給水管内に逆流することである。
 (4)大便器洗浄弁には、圧力式バキュームブレーカを設置する。
 (5)大容量の貯水槽の場合は、槽内に迂回路を設置して滞留水の発生を防止する。



 問題115
空気調和設備等の維持管理及び清掃等に係わる技術上の基準(平成15年厚生労働省告示第119号)に関する次の記述のうち,誤っているものはどれか.
(1) 貯水槽の清掃終了後,塩素剤を用いて2回以上の消毒を行う.
(2) 消毒終了後は,消毒に用いた塩素剤を完全に排除するとともに貯水槽内に立ち入らないこと.
(3) 貯水槽清掃後の水張り終了後,水質検査における色度は,5度以下とする.
(4) 清掃によって生じた汚泥等の廃棄物は,廃棄物の処理及び清掃に関する法律,下水道法等の規定に基づき適切に処理する.
(5) 貯水槽清掃終了後の水質検査基準として,給水栓における水に含まれる結合残留塩素の含有率は,百万分の0.2以上とする.



 問題116
 給水配管に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)合成樹脂ライニング鋼管のねじ接合には、管端防食継手を使用する。
 (2)異種金属の配管を接続すると、異種金属の電位差が大きいほど腐食電流が大きくなり腐食速度が増大する。
 (3)金属のさびこぶの下では、管壁部をアノード、さびこぶ部をカソードとする酸素濃淡電池が形成され腐食が進行する。
 (4)銅管の腐食には、孔食と潰食がある。
 (5)ステンレス鋼管の溶接接合では、タジグステンイナートガス(TIG)溶接が一般的である。


 問題117
給湯設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)ボイラは、伝熱面積とゲージ圧力により、一般ボイラ、小型ボイラ、簡易ボイラに分類される。
 (2)ガスマルチ式給湯機は、小型のガス瞬間湯沸器を複数台連結してユニット化したものである。
 (3)中央式給湯方式は、給湯箇所の少ない事務所建築に採用される。
 (4)循環ポンプは、背圧に耐えることができるものを選定する。
 (5)逃し管には、弁を設けてはならない。



 問題118
給湯設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 逃し弁には、加熱時に膨張した湯を逃すための排水管を設ける。
(2) 循環ポンプの循環水量は、循環配管系からの放散熱量より求める。
(3) 密閉式膨張水槽は、密閉された水槽内の気体を圧縮して湯の膨張を吸収する構造となっている。
(4) 返湯管に銅管を用いた場合には、他の配管材料を用いた場合と比較して流速を速く設定できる。
(5) エネルギー消費係数(CEC/HW)は、年間給湯消費エネルギー量を年間仮想給湯負荷で除した値である。



 問題119
 循環配管の管長が80mの給湯設備で給湯循環流量を6L/minとした場合、循環配管からの単位長さ当たりの熱損失の値として、最も近いものは次のうちどれか。ただし加熱装置における給湯温度と返湯温度の差を5℃とする。算定式は次式を使う。

 
Q = 0.0143 × HL ÷ ⊿t
  ここで、Q : 循環流量 [L/min]
      HL : 循環配管から熱損失 [W]
      ⊿t : 加熱装置における給湯温度と返湯温度との差 [℃]

 (1)0.43W/m
 (2)26W/m
 (3)34W/m
 (4)2,100W/m
 (5)2,400W/m


 問題120
給湯設備の加熱装置に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)ガス瞬間式給湯機には、給湯の他にセントラルヒーティング用の回路を内蔵したものがある。
 (2)間接加熱方式は、蒸気や高温の温水を熱源として、加熱コイルで給湯用の水を加熱する。
 (3)給湯を停止できない施設では、貯湯槽の台数分割が必要になる。
 (4)貯湯槽の容量が小さいと、加熱装置の発停回数が多くなる。
 (5)給湯用貫流ボイラは、出湯温度が安定しているので、シャワーを有する給湯設備に適している。



 問題121
 給湯設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)ちゅう房などの連続的に湯を使用する系統の枝管には、返湯管を設けない場合が多い。
 (2)給湯量を均等に循環させるために、返湯管に定流量弁を設ける。
 (3)給湯設備における金属材料の腐食は、給水設備において使用される場合より早期に発生し、その腐食速度も速い。
 (4)直接加熱方式とは、蒸気や高温水を熱源として、加熱コイルなどによって給湯用の水を加熱する方式である。
 (5)給湯循環ポンプは、返湯管に設置する。


 問題122
排水トラップに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 破封した場合には、排水管内の臭気や衛生害虫などが室内へ侵入する可能性がある。
(2) 脚断面積比(流出脚断面積/流入脚断面積)が大きくなると、封水強度は小さくなる。
(3) ドラムトラップは、実験排水などで固形物が排出されるおそれがある箇所に用いられる。
(4) 排水トラップの深さ(封水深)は、一般に50mm以上100mm以下とする。
(5) 管トラップは、封水損失を起こしゃすい。



 問題123
排水通気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 排水トラップが破封した場合には、排水管内の臭気や衛生害虫などが室内へ侵入する可
  能性がある。
(2) 排水横主管以降が満流となるおそれのある場合は、伸頂通気方式としてはならない。
(3) 通気立て管の上部は、最高位の衛生器具のあふれ縁から150mm以上高い位置で、伸頂
  通気管に接続する。
(4) 通気立て管の下部は、排水立て管に接続されている最低位の排水横枝管より高い位置で
  排水立て管から取り出す。
(5) 各個通気方式は、排水立て管と通気立て管を設けた2管式である。



 問題124
雑用水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)地区循環方式は、複数の建築物間で排水再利用設備を共同利用し、処理水を各建築物に送水して便所洗浄水
   などに利用するものである。
 (2)散水、修景又は清掃の用に供する雑用水に、し尿を含む原水として用いる場合にあっては、規定された水質基準に
   適合する必要がある。
 (3)雑用水受水槽は、耐食性及び耐久性のある材質のものを用いる。
 (4)雨水利用設備における上水代替率とは、使用水量に対する雨水利用量の割合である。
 (5)竣工時に、雑用水を着色して通水試験を行い、上水の器具に着色水が出ないことを確認する。



 問題125
 雑用水処理設備に適用される次の処理方法のうち、色度や臭気の除去に最も適したものはどれか。

 (1)活性炭処理法
 (2)砂ろ過法
 (3)接触ばっ気法
 (4)散水ろ床法
 (5)回転板接触法



 問題126
建築物衛生法施行規則に規定されている雑用水の水質基準項目とその基準との組合せとして、正しいものは次のうちどれか。

 (1)臭気 ------- 異常でないこと。
 (2)PH値 ------- 5以上9以下であること。
 (3)外観 ------- 浮遊物を含まないこと。
 (4)大腸菌 ------ 100CFU/mL以下であること。
 (5)濁度 ------- 5度以下であること。



 問題127
 排水通気設備の保守管理に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.

(1) 排水槽の清掃は,建築物環境衛生管理基準に基づき1年以内ごとに1回行う.
(2) 敷地排水管の清掃に利用するロッド法は,1~1.8mのロッドをつなぎ合わせ,手動で排水管内に挿入して清掃
   する方法である.
(3) 排水槽内でのスカムなどの固着化を防止するために,ばっ気撹枠装置を設ける.
(4) 水中ポンプのメカニカルシールは,1~2年に1回程度交換を行う.
(5) 掃除口には,容易にはずせるようにネジ部にグリースを塗っておく.



 問題128
 排水通気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)通気立て管の上部は、最高位の衛生器具のあふれ縁から75mm以上高い位置で、伸頂通気管に接続する。
 (2)伸頂通気方式の排水立て管には、原則としてオフセットを設けてはならない。
 (3)伸頂通気管は、排水立て管頂部と同じ管径で延長して大気中へ開口する。
 (4)排水横管が45°を超える角度で方向を変える箇所では、掃除口を設置する。
 (5)排水横主管以降が満流となるおそれのある場合は、伸頂通気方式を採用してはならない。


 問題129
衛生器具設備に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.

(1) 吹上式水飲み器の噴水頭は必ず斜角吹上式とし,噴水頭に直接口が触れないよう保護囲いを設ける.
(2) 上質水供給設備の目的は,トリハロメタンなどの有害物質を取り除くこと,あるいはミネラル成分の調整を行うことである.
(3) 大便器洗浄弁は逆流を防止するため,バキュームブレー力を必ず取り付ける.
(4) 小便器洗浄弁は,使用後人為的な操作により洗浄でき,公衆用に適している.
(5) 温水洗浄式便座には,飲用に適した水を用いる.



 問題130
排水通気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)特殊継手排水システムは、排水横枝管への接続器具数が多い事務所建築物の排水系統に用いられる。
 (2)ループ通気方式は、通気管を最上流の器具排水管が排水横枝管に接続される位置のすぐ下流から立ち上げて、
   通気立て菅に接続する方式をいう。
 (3)各個通気方式は、排水横枝管に接続された衛生器具の自己サイホン作用の防止に有効である。
 (4)伸頂通気方式は、排水横主管以降が満流となる場合には使用してはならない。
 (5)結合通気管は、高層建築物でブランチ間隔10以上の排水立て管において、最上階から数えてブランチ間隔10以内
   ごとに設ける。



 問題131
 排水通気設備に関する語句の組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。

 (1)ループ通気管 ------------------- 自己サイホン作用の防止
 (2)特殊継手排水システム --------- 排水立て管内の排水流速の低減
 (3)雨水浸透方式 ------------------- 下水道負荷の軽減と地下水の涵養
 (4)ドラムトラップ -------------------- 実験用排水などからの固形物の阻集
 (5)洗濯機排水管 ------------------- 排水口開放


 問題132
給排水衛生設備に使用する機器及び配管材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 架橋ポリエチレン管の接合には、接着接合を用いる。
(2) ボール弁は、抵抗が少なく、流量調整ができる。
(3) 定水位弁は、受水槽の水位を定水位に保つために用いる。
(4) ステンレス鋼管の接合には、メカニカル継手を用いる。
(5) 銅管の接合には、差込ろう接合を用いる。



 問題133
  排水通気設備の保守管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)排水槽内の悪臭防止対策としては、1~2時間を超えて排水を貯留しないようにタイマによる強制排水を行う。
 (2)グリース阻集器は、1ヵ月に1回程度、槽内に付着したグリースや沈殿物を清掃する。
 (3)水中ポンプは、6ヵ月~1年に1回、メカニカルシール部のオイル交換を行う。
 (4)排水槽の清掃は、建築物環境衛生管理基準に基づき1年以内ごとに1回行う。
 (5)排水ポンプは、1ヵ月に1回絶縁抵抗の測定を行い、1MΩ以上あることを確認する。


 問題134
排水再利用設備の単位装置とその保守管理項目との組合せとして、最も不適当なものは次
のうちどれか。

(1) スクリーン ----------- 汚物の除去
(2) 膜処理装置 -------- 透過水量の点検
(3) ろ過槽 --------------- 損失水頭の算出
(4) オゾン処理装置 --- 色度の測定
(5) 流量調整槽 -------- MLSS濃度の調整



 問題135
 衛生器具設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)大便器用洗浄弁には、バキュームブレーカを取り付ける。
 (2)手動式小便器洗浄弁は、使用後人為的な操作により洗浄でき、公衆用に適している。
 (3)小便器の集合感知洗浄方式とは、天井などに取り付けたセンサで使用者を感知し、連立した小便器の同時洗浄を
   制御する方式である。
 (4)便所で器具利用が短時間に集中し、利用者の一部が待つことがある場合を集中利用形態という。
 (5)大便器における節水型洗浄弁では、逃し弁を二重構造としたノンホールディング機構の洗浄弁を一般的に使用する。


 問題136
浄化槽法に基づく浄化槽の保守点検作業内容に関する次の記述のう、.最も不適当なものはどれか。

(1) 各単位装置の流出水質や汚泥の蓄積状況を確認する。 
(2) 汚泥の移送や消毒剤の補充を行う。 
(3) スカムや汚泥などの引き出し、槽内の清掃を行う。
(4) 付属機器類の修理あるいは交換を行う。
(5) 実施した作業について、その記録をとる。



 問題137
 ちゅう房排水除害施設に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)ちゅう房排水除害施設は、ノルマルヘキサン抽出物質である油分などの除去を主な目的とする。
 (2)生物処理法による油分離は、添加する菌種によってはpHに影響される。
 (3)浮上分離には、一般に加圧浮上分離法が用いられる。
 (4)浮上分離法では、油分の直径が大きいほど浮上速度が速くなる。
 (5)生物処理法は、浮上分離法に比べて発生汚泥量が多い傾向がある。


 問題138
浄化槽の単位装置とその点検内容との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。

   (単位装置)        (点検内容)
 (1)スクリーン ------ 閉塞の状況
 (2)流量調整槽 ----- ポンプの作動水位
 (3)ばっ気槽 ------ 溶存酸素濃度
 (4)消毒槽 ------- 沈澱物の生成状況
 (5)沈殿槽 ------- 槽内の撹拌状況



 問題139
水道施設に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 寄宿舎等の自家用水道等で、100人を超える者にその居住に必要な水を供絵するもの、
  又は人の生活の用に供する1日最大給水量が20m3を超えるものは、原則として専用水道
  に該当する。
(2) 水道事業の用に供する水道から供給を受ける水のみを水源とするもので、水槽の有効容
  量の合計が10m3以下のものは、簡易専用水道に該当する。
(3) 配水管から給水管に分枝する箇所での配水管の最小動水圧は、150kPa以上を確保する。
(4) 緩速ろ過法とは、沈殿池で水中の土砂、浮遊物等を沈殿させた後に、ろ過池で4~5
  m/日の速度でろ過する。
(5) 水道施設としての配水池の必要容量は、計画1日最大給水量の12時間分を標準とする。



 問題140
排水の水質に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 残留塩素は、接触時間、残存有機物質の量等に影響され、消毒効果の指標となる。
(2) BODは、水中の酸化可能性物質、主として有機物質が酸化剤によって酸化される際に消費される酸素量を表した
   ものである。
(3) ノルマルヘキサン抽出物質は、主として比較的揮発しにくい油脂類などで、流入管きょ、一次処理装置内の壁面などに
   付着し、悪臭や処理機能低下の原因となる。
(4) 活性汚泥浮遊物質(MLSS)とは、ばっ気槽混合液の浮遊物質のことで、活性汚泥中の微生物量の指標の一つとして
   用いられる。
(5) 総アルカリ度は、汚水処理の分野では、硝化・脱窒反応や凝集反応において重要な指標として用いられている。



 
問題141~165


 


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