平成30年度 過去問セレクト模試
建築物の環境衛生
人体の臓器系とその臓器・組織との組合せとして、最も適当なものは次のうちどれか。
(1) 免疫系静脈
(2) 内分泌系腎臓
(3) 呼吸器系心臓
(4) 神経系甲状腺
(5) 循環器系リンパ管
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労働安全衛生法に基づく事務所衛生基準規則において、基準として定められていない項目は、次のうちどれか。
(1) 相対湿度
(2) 二酸化窒素の含有率
(3) 気流
(4) 浮遊粉じん量
(5) 一酸化炭素の含有率
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温熱環境指数に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)温熱環境指数は、体感温度を示す指標である。
(2)不快指数は、気温と湿球温度、又は気温と相対湿度から算出される。
(3)黒球(グローブ)温度は、銅製の黒球の中心温を測定したものである。
(4)新有効温度は、気温・湿度・風速の3要素による温熱環境の指標である。
(5)湿球黒球温度(WBGT)は、屋内外での暑熱作業時の暑熱ストレスの評価に用いられる。
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実験・経験に基づく温熱環境指数として、最も不適当なものは次のうちどれか。
(1) 湿球温度(Tw)
(2) 湿球黒球温度(WBGT)
(3) 不快指数(DI)
(4) 有効温度(ET)
(5) 修正有効温度(CET)
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温冷感と快適感に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 温冷感は心理反応であり、主観的評価による指標である。
(2) 平均皮膚温と温冷感申告には、一次相関が見られることが多い。
(3) 人の温熱的快適性は、気温など環境側の要素と着衣量など人体側の因子に影響される。
(4) 女性の快適温産は、男性のそれよりも低いとされている。
(5) 高齢者では、寒さに対する感受性の低下が観察される。
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ホルムアルデヒドに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 可燃性である。
(2) 常温では液体である。
(3) 発がん性がある。
(4) 尿素系やフェノール系の合成樹脂の生産に用いられる。
(5) たばこ煙中に存在する。
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気管支喘息の原因となるアレルゲンとして、最も多いものは次のうちどれか。
(1)スギ
(2)ブタクサ
(3)ハウスダスト
(4)犬毛
(5)アスペルギルス
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室内のエアロゾル粒子に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) ヒュームは、物質の加熱蒸発により生成される。
(2) 粒径が5μm程度のものが1μm程度のものと比較して肺に沈着しやすく、人側こ有害な影響を与える。
(3) 粒径が10μm以上のものは、すぐに沈降する。
(4) 花粉は、エアロゾル粒子に含まれる。
(5) 建築物における衛生的環境の確保に関する法律の制定時と比較して、建築物内の浮遊粉じん量は減少の傾向にある。
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たばこに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)受動喫煙防止措置の努力義務は、健康増進法に規定されている。
(2)喫煙により肺気腫のリスクが増大する。
(3)発がん物質は、副流煙より主流煙に多く含まれる。
(4)妊娠中の喫煙により低出生体重児の頻度が高くなる。
(5)受動喫煙により小児の呼吸疾患のリスクが増加する。
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労働安全衛生法に基づく酸素欠乏症等防止規則(酸欠則)で定義されている「酸素欠乏」の酸素濃度の基準として,正しいものは次のうちどれか.
(1) 9%未満
(2) 12%未満
(3) 15%未満
(4) 18%未満
(5) 21%未満
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一酸化炭素に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 酸素よりも200倍以上強いヘモグロビン親和性をもつ。
(2) 石油や都市ガスなどの不完全燃焼により発生する。
(3) 特有の臭気を有する。
(4) 大気汚染物質としての環境中濃度は低下している。
(5) 血液中の一酸化炭素ヘモグロビン濃度が70~80%になると、呼吸中枢の抑制により死
亡する。
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人の音の聞こえに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)音の聞こえ方は、音圧レベル、周波数特性、時間的変動特性等によって異なる。
(2)音声の主要周波数は、約20~8,000Hzである。
(3)可聴範囲の上限周波数は、約20kHzである。
(4)最大可聴値とは、これ以上の音圧レベルでは、不快感や痛みなどの他の感覚が生ずる閾値である。
(5)マスキング効果は、マスクする音があるときの、マスクされる音の最小可聴値の音圧レベル上昇値で示される。
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呼吸中枢が刺激されて呼吸の増加、脈拍・血圧の上昇、頭痛、めまい等の病状が現れるときの二酸化炭素濃度として、最も適当なものは次のうちどれか。
(1)500ppm
(2)1,000ppm
(3)5,000ppm
(4)10,000ppm
(5)40,000ppm
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振動に関する次の記述の.うち、最も不適当なものはどれか。
(1) 振動感覚閾値は、地震の震度0(ゼロ)の限界に相当する振動レベル55dBである。
(2) 全身振動の大きさの感覚は、振動継続時間によって異なる。
(3) 全身振動は、鉛直振動と水平振動に分けて評価される。
(4) 約100dB以上の強い振動は、胃腸の働きの抑制や血圧上昇などを起こす。
(5) 振動レベルとは、聴覚補正した振動加速度レベルのことである。
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JISの安全色の規定に基づく危険箇所などに用いる色とその意味との組合せとして、誤っ
ているものは次のうちどれか。
(1) 赤 -------- 禁止、停止
(2) 黄赤 ----- 危険
(3) 黄 -------- 通路
(4) 緑 -------- 安全状態
(5) 青 -------- 指示、誘導
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VDT作業による疲労などの原因として、最も不適当なものは次のうちどれか。
(1)「表示画面」と「書類やキーボードなど」との輝度の差が大きい。
(2)表示画面注視による、瞬き回数の減少。
(3)「眼と表示画面との距離」と「眼と書類などとの距離」の差がない。
(4)表示画面への窓の映込み。
(5)視野内での高輝度の存在。
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紫外線の性質・作用に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)赤外線と比較して皮膚透過性が高い。
(2)皮膚の悪性黒色腫の発生
(3)電気性眼炎の発生
(4)ビタミンDの生成
(5)殺菌作用
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電場、磁場、電磁波に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)周波数が300MHz~300GHzの電磁波をレーザ光線という。
(2)電磁波の波長は、周波数が多くなると短くなる。
(3)レーザ光線による生体の障害作用では、目が最も障害を受けやすい。
(4)紫外線は、過剰な曝露により皮膚癌を発症させる。
(5)携帯電話端末等の無線設備は、局所SAR(Specific Adsorption Rate)の許容値が2W/kgを超えないことが総務省令により
義務付けられている。
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人と水に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 成人の体内の水分量は、体重の50%~70%である。
(2) 小児が生理的に必要とする水分量は、体重当たりに換算すると成人の3~4倍となる。
(3) 体内で生成された老廃物の排泄のために、生理的に最低限度必要な尿量は、通常、成人
で1日に約1.5Lである。
(4) 普通の食事で体内における食物の代謝過程で生成される代謝水(燃焼水)は、通常、成
人で1日に約0.3Lである。
(5) 一般に、体重当たりの体内水分量は、女性の方が男性より少ない。
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健常者における体重当たりの水分欠乏率とその脱水症状との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
(1)2% ----- 強い渇き
(2)4% ----- 腎機能不全
(3)8% ----- チアノーゼ
(4)10% ----- 失神
(5)20% ----- 死亡
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カドミウムに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 環境基本法に基づく水質汚濁に係る環境基準において、人の健康の保護に関する環境基準の項目に含まれている。
(2) 水質汚濁防止法に基づいて定められる、人の健康に係る有害物質の排水基準の項目に含まれている。
(3) 水道法に基づいそ定められる、飲料水の水質基準の項目に含まれている。
(4) 水俣湾周辺の公共水域を汚染し、水俣病の原因となった。
(5) 腎臓に過剰に蓄積すると、尿細管に障害が起こり、蛋白尿などの症状を示す。
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水系感染症の特徴に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
(1) 患者の発生は数カ月にわたって緩やかに増加することが多い。
(2) 一般に患者の発生と給水範囲は一致しない。
(3) 発生は梅雨期から夏季に限定される。
(4) 一般に致死率は低く、軽症例が多い。
(5) 一般に水の汚染が証明又は確定されることは少ない。
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クリプトスポリジウム症とその病原体に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
(1)病原体はウイルスである。
(2)水の塩素消毒は病原体に対して有効である。
(3)病原体を含む微細な水滴が肺に吸入されて発症する。
(4)潜伏期間は2~3日である。
(5)病原体による水の汚染を判断する上で、指標菌の検査は有用である。
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滅菌と消毒に関する次の文章の[ ]内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。
ある環境中の[ ア ]微生物を死滅させることを滅菌といい、そのなかの[ イ ]のみを死滅させることは消毒という。
ア イ
(1) すべての ----- 病原体
(2) すべての ----- 細菌
(3) 有害な ------ 病原体
(4) 有害な ------ 細菌
(5) 有害な ------ 真菌
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2.5%溶液として販売されている次亜塩素酸ナトリウムを適当量とって水100Lに加えたところ、できた溶液の濃度は30mg/Lになった。最初にとった次亜塩素酸ナトリウム溶液の量に最も近いものは次のぅちどれか。
(1)8mL
(2)12mL
(3)40mL
(4)80mL
(5)120mL
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「空気環境の調整」
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