平成28年度 第2回 過去問セレクト模試
建築物環境衛生管理技術者試験
蚊に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.
(1) コガタアカイエカは,水田などで発生し,ブタ,ウシ,ヒト等から吸血する.
(2) ヒトスジシマカは,都市部の住宅街や公園などで発生し,夏期に激しくヒトから吸血する.
(3) アカイエカは,九州から北海道まで広く分布し,ヒトや野鳥等から吸血する。
(4) シナハマダラカは,雨水ますなどで発生し,ヒトから吸血する.
(5) チカイエカは,建築物内の地下などで1年中発生し,ヒトから吸血する. |
____________________
(4)
____________________
蚊の防除に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 排水槽や汚水槽に通ずる通気管などは、外部からの成虫の侵入経路となる。
(2) 浄化槽内の防除効果は、粘着トラップによる成虫の捕獲数で判定する。
(3) 成虫防除に用いられるULV処理は、速効性が高い。
(4) 浄化槽内の殺虫剤処理後も成虫の発生数が減少しない場合は、同じ薬剤を複数回処理する。
(5) 乳剤に含まれる界面活性剤や有機溶剤は、浄化槽内の浄化微生物に影響を及ぼすおそれがある。 |
____________________
(4)
____________________
チャバネゴキブリの発育・習性に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
(1) 低温に強く、屋外での越冬が可能である。
(2) 夜間よりも、昼間に活動が活発となる。
(3) 25℃における卵から成虫までの発育期問は、約1年である。
(4) 木造民家の代表的なゴキブリである。
(5) 雌成虫の産卵回数は、約5回である。 |
____________________
(5)
____________________
ゴキブリの防除に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)毒餌の有効成分として、一般的にピレスロイド剤が使用されている。
(2)殺虫剤の抵抗性を示すチャバネゴキブリが報告されている。
(3)ULV処理による殺虫剤の残効性は期待できない。
(4)残留処理は、薬剤を経皮的に取り込ませることを狙った方法である。
(5)潜伏場所の周辺には糞などの汚れが多く見られ、殺虫剤を処理する場所の目安になる。 |
___________________
(1)
____________________
ダニに関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
(1) ヒトから吸血するダニに、コナヒョウヒダニがある。
(2) ヒトの皮下に内部寄生するダニとして、ワクモが知られている。
(3) 角化型疥癬の原因種は、ツメダニ類である。
(4) ダニの成虫は、原則として3対の脚を有する。
(5) ダニの体は、顎体部と胴体部からなる。 |
___________________
(5)
____________________
害虫に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) ネコノミは、イヌやヒトからも吸血する。
(2) アルゼンチンアリは外来種で、日本各地に広がりつつある。
(3) トコジラミは夜間吸血性で、昼問は柱、壁の割れ目に潜んでいる。
(4) チョウバエ類の主な発生源は、動物の死体や糞である。
(5) シバンムシアリガタバチの幼虫は、シバンムシの外部寄生虫で、成虫は人を刺すことがある。 |
____________________
(4)
____________________
次の害虫のうち、ヒトに対して刺咬や吸血による被害を与えるものは何種か。
名称:ワクモ、ヒラタチャタテ、トコジラミ、セスジユスリカ、シバンムシアリガタバチ、セアカゴケグモ
(1) 1種
(2) 2種
(3) 3種
(4) 4種
(5) 5種 |
____________________
(4)
____________________
薬剤とその特徴や製剤との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
(1)ヒドラメチルノン ------- 樹脂蒸散剤
(2)プロペタンホス ------- マイクロカプセル(MC)剤
(3)ディート ---------- 吸血昆虫用忌避剤
(4)ピリプロキシフェン ----- 羽化阻害効果
(5)フタルスリン -------- ノックダウン効果 |
____________________
(1)
____________________
ネズミの生態に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)ネズミ類は、高圧変電器などを恐れずに近づき、停電の原因となる。
(2)ハツカネズミは、好奇心が旺盛で、トラップにかかりやすい。
(3)クマネズミは、警戒心が強く、毒餌の喫食性がドブネズミと比べて低い。
(4)ドブネズミは、屋外の植込みに巣を作ることが多く、下水道内部にも生息している。
(5)ドブネズミは、クマネズミと比べて運動能力に優れ、垂直な壁をのぼり室内に侵入することができる。 |
____________________
(5)
____________________
感染症と衛生動物との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
(1) レプトスピラ症 ----- ネズミ類
(2) マラリア ---------- ハマダラカ類
(3) 日本脳炎 --------- コガタアカイエカ
(4) デング熱 --------- ネッタイシマカ
(5) ペスト ----------- コロモジラミ |
____________________
(5)
____________________
殺虫・殺鼠剤の毒性や安全性に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか
(1) ADIとは、ヒトが一生の間に毎日体内に取り込んでも安全な1日当たりの摂取薬量のことである。
(2) NOAELとは、実験動物に長期にわたって連日投与して、毒性が認められない薬量のことである。
(3) 薬事法の基づく殺虫剤や殺鼠剤の承認を受けるには、同法の規定により様々な試験が求められる。
(4) 防除の対象種と比較して、ヒトや動物に対するLD50値が小さいほど、その薬剤の安全性が確保されやすい。
(5) 殺虫性剤は、薬事法に規定される毒薬になるような毒性を示すことはない。 |
____________________
(4)
____________________
殺虫剤・殺鼠剤の毒性や安全性に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)ある薬剤の毒性がヒト又は動物と害虫の間であまり変わらないことを、選択毒性が高いと表現する。
(2)殺虫製剤の毒性基準値は、剤型により異なる。
(3)乳剤や油剤を一定量以上保管する場合は、消防法に基づく少量危険物倉庫の届出が必要となる。
(4)薬剤の安全性は、毒性の内容や強弱、摂取量、摂取期間等によって決まる。
(5)ADIとは、ヒトが一生の間に毎日体内に取り込んでも安全な1日当たりの摂取量である。 |
____________________
(1)
____________________
築物内のネズミ及害虫の調査法に関する次の組合せのうち、最も不適当なものはどれか。
(1) ハエ類の成虫 ----- 粘着リボン法
(2) ゴキブリ --------- ファン式ライトトラップ法
(3) 屋内塵性ダニ ----- 粘着クリーナ法
(4) 蚊の幼虫 -------- 柄杓すくい取り法
(5) ネズミ ----------- 証跡調査法 |
____________________
(2)
____________________
作業の安全管理に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか.
(1) 毒餌は,食品取扱い場所,子供やペットがいる場所では,毒餌箱に入れて配置する.
(2) 調査には通気性の良い手袋を用い,薬剤の取扱いには耐有機溶媒性のある手袋を用いる.
(3) 殺虫剤の油剤や乳剤の多くは,消防法で定める危険物の第4類第2石油類に相当する.
(4) エアポンプが使用されている観賞魚用水槽がある場所では,薬剤の空間処理を控える.
(5) 配電盤に殺虫剤を処理する場合には,水和剤を用いる. |
____________________
(5)
____________________
ねずみ等や薬剤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)薬剤抵抗性は、作用機構が同一の薬剤が繰り返し使用されることによる淘汰によって発達する。
(2)ペストコントロールのペスト(pest)とは、ネズミや害虫などの有害な生物を指す。
(3)建築物内に発生する昆虫の一部は、アレルギー疾患の原因になることが知られている。
(4)殺虫剤の基礎的な致死効力は、KT50の数値で評価される。
(5)昆虫成長制御剤(IGR)による羽化阻害の効力は、IC50の数値で評価される。 |
____________________
(4)
____________________
|