2020年度 過去問セレクト模試
建築物環境衛生管理技術者試験
空気調和設備等の維持管理及び清掃等に係る技術上の基準(平成15年厚生労働省告示第119号)における清掃に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)床面の清掃について、日常における除じん作業のほか、床維持剤の塗布の状況を点検し、必要に応じ、再塗布等を
行うこと。
(2)日常的に清掃を行わない箇所の清掃について、6ヵ月以内ごとに1回、定期に汚れの状況を点検し、必要に応じ、除じん、
洗浄等を行うこと。
(3)廃棄物の収集・運搬設備、貯留設備その他の処理設備について、定期に点検し、必要に応じ、補修、消毒等を行うこと。
(4)カーペット類の洗剤を使用する場合は、洗剤分が残留しないようにすること。
(5)カーペット類の清掃は、1ヵ月以内ごとに1回定期的にしみ抜きを行うこと。 |
清掃作業計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)エレベータのかご内部の壁面洗浄は、定期清掃で実施する。
(2)トイレ、洗面所の換気口の除じんは、日常清掃で実施する。
(3)玄関のフロアマットの洗浄は、定期清掃で実施する。
(4)エスカレータのランディングプレートの除じんは、日常清掃で実施する。
(5)廊下の壁面のスポット洗浄は、定期清掃で実施する。 |
建築物清掃の資機材倉庫に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 施錠できる構造とする。
(2) 適切な照明設備、換気設備を設け、資機材洗浄用の給排水設備を設ける。
(3) 建築物の規模・形態にかかわらず、資機材倉庫は1箇所に集約する。
(4) 濡れたモップなどが置かれる場合があるので、床や壁面を不浸透性の建材にする。
(5) 設置位置は、資機材の移動などが容易に行える場所とする。 |
建築物清掃管理の評価に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)品質評価の第一歩は、自らがセルフィンスペクションを行い要求品質とのギャップを確認することである。
(2)組織品質は、事業所管理品質と作業品質の二つによって構成される。
(3)評価結果に基づき改善が必要と判断した場合は、清掃責任者に指示をする。
(4)評価方法には、測定機器(光沢度計等)を使用する検査と、目視等による官能検査とがある。
(5)作業の改善点は、仕様書や作業基準表に限定しないで見いだす必要がある。 |
予防清掃に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)疎水性の建材には、水溶性物質が付着しやすい。
(2)建材の選択に当たっては、清掃も考慮して選ぶ。
(3)汚れが内部にしみ込みやすい建材は、汚れの除去に手間がかかる。
(4)シール剤や床維持剤の塗布により、汚れの予防効果が得られる。
(5)入口にフロアマット類を敷く方法は、土砂の侵入防止に効果が高い。 |
国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)に基づく特定調達品目(庁舎管理・清掃)の判断基準として、最も不適当なものは次のうちどれか。
(1)清掃に使用する床維持剤・洗浄剤等の揮発性有機化合物の含有量が指針値以下であること。
(2)洗面所の手洗い洗剤として石けん液又は石けんを使用する場合は、廃油又は動植物油脂を原料としたものを
使用すること。
(3)ごみの収集は、資源ごみ、生ごみ、可燃ごみ、不燃ごみを分別し、適切に回収が実施されていること。
(4)資源ごみのうち紙類については、古紙のリサイクルに配慮した分別・回収が実施されていること。
(5)洗剤を使用する場合は、水素イオン濃度(pH)の高いものを使用すること。 |
床みがき機に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
(1)自動床洗浄機は、洗剤供給式床みがき機とドラム式真空掃除機とを結合したものである。
(2)凹凸のある床面には、研磨粒子が付着したパッドを付けて洗浄する。
(3)床みがき機のブラシは、直径60cm以上のものが多く使われている。
(4)超高速バフ機の回転数は、毎分1,000~3,000回転である。
(5)超高速床みがき機は、通常、カーペット用シャンプークリーニングを行うことができる。 |
床磨き機に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
(1) 広く用いられているのは、3プラシ式である。
(2) ブラシは、シダの茎又はナイロン繊維を植え付けたものが普通であるが、ワイヤブラシ
を用いる場合もある。
(3) 凹凸のある床面には、研磨粒子を付着させたパッドを使用する。
(4) 床磨き機のプラシは、直径60cm以上のものが多く使われている。
(5) 電動機は、直流電源を使用するものが大部分である。 |
カーペットクリーニングに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)エクストラクタは、水分に耐えるカーペットの洗浄に適する。
(2)アップライト型真空掃除機は、カーペットのほこりを取るのに適する。
(3)通常のフィルタ付き真空掃除機は、0.3μm程度の微粒子を捕捉するように設計されている。
(4)真空掃除機は、電動ファンによって機械内部に空気の低圧域を作りほこりを吸引する。
(5)スチーム洗浄機は、カーペットのしみ取りにも使える。 |
清掃作業に使用する洗剤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)一般用洗剤には、有機溶剤を加えたものがある。
(2)カーペット用洗剤は、残った洗剤分の粉末化や速乾性などの特徴がある。
(3)一般用洗剤は、作業性を高めるため、泡立ちを少なくしている。
(4)界面活性剤には、汚れの再付着を防止する作用がある。
(5)表面洗剤は、樹脂床維持剤の被膜を傷めないように酸性となっている。 |
カーペット清掃及びカーペット用繊維に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
(1)エクストラクタは、機械内部でつくられた泡で洗浄し、直ちに吸引する機械である。
(2)スポットクリーニングは、除じんで除去できない汚れがパイルの上部にあるうちに行う。
(3)アクリル素材は、ウール素材と比較して、しみが染着しやすい。
(4)全面クリーニング方式の一つとして、パウダー方式がある。
(5)パイル内部のほこりの除去には、カーペットスイーパを用いる。 |
床材の特徴に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)塩化ビニルタイルは、耐水性に優れる。
(2)塩化ビニルシートは、床維持剤の密着不良が起きやすい。
(3)セラミックタイルは、耐酸性、耐アルカリ性がある。
(4)ゴムタイルは、耐溶剤性がある。
(5)大理石には、酸性洗剤が使用できない。 |
床材の特徴に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)花崗岩は、耐アルカリ性に乏しい。
(2)コンクリートは、耐酸性に乏しい。
(3)ゴムタイルは、耐磨耗性に優れる。
(4)テラゾは、耐酸性に乏しい。
(5)セラミックタイルは、耐酸性、耐アルカリ性がある。 |
ドライメンテナンス法に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
(1) スプレークリーニング後は、フロアシーラを1~2層塗布する。
(2) ドライバフ法は、つや出し作用をもつスプレー液をかけながらパッドで磨き光沢を回復させる。
(3) スプレーバフ法は、洗浄つや出し作用をもつスプレー液をかけて、専用パッドで磨く作業である。
(4) スプレークリーニング法は、細かい傷と軽度の汚れを除去する作業である。
(5) ドライバフ法は、床磨き機の回転数が高いとフロアポリッシュ皮膜を傷めるので、低速の方がよい。 |
床以外の清掃作業に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)廊下壁面は、階段の壁面と比較して、ほこりの付着量が多い。
(2)玄関ホールの清掃品質は、視線の方向や高さを変えて確認する。
(3)トイレの清掃用具は、便器に使用するものと、洗面器などに使用するものとは区別する。
(4)エレベータの壁などは、手垢で汚れやすいので表面に保護膜を塗布しておくとよい。
(5)人の手による汚れは、化学繊維を使った製品(マイクロファイバークロスなど)を用いると除去しやすい。 |
我が国における平成3年以降の廃棄物政策に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)平成3年の廃棄物の処理及び清掃に関する法律の改正で、廃棄物の適正処理に加えて、新たに排出抑制、分別・再生が
目的となった。
(2)空き缶、プラスチック類等の食品包装の分別排出、分別収集、再商品化の促進を目的として制定されたのが、
食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律(食品英サイクル法)である。
(3)廃家電製品の効果的なリサイクルと廃棄物の減量化を図るために制定されたのが、特定家庭用機器再商品化法
(家電リサイクル法)である。
(4)建設資材の分別解体と再資源化等の促進を図るために制定されたのが、建設工事に係る資材の再資源化等に関する
法律(建設リサイクル法)である。
(5)循環型社会形成推進基準法に基づく基本計画において、廃棄物の発生を抑制(リデュース)、再使用(リユース)及び
再生利用(リサイクル)を推進することとした。 |
建築物における衛生的環境の維持管理について(平成20年1月25日健発第0125061号)に示された建築物環境衡生維持管理要領に基づく建築物内廃棄物の処理に関する次の文章の[ ]内に入る語句として、正しいものはどれか。
建築物内で発生する廃棄物の分別、収集、運搬及び貯留について、安全で[ ]かつ効率的な方法により速やかに処理すること。
(1) 合理的
(2) 効果的
(3) 計画的
(4) 衡生的
(5) 経済的 |
ごみ処理及びその過程に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)分別とは、発生・排出元であらかじめ区分することであり、リサイクル(再生利用)を進める上で重要である。
(2)ごみを燃やした際に発生する熱を回収する方法をマテリアルリサイクルという。
(3)収集・運搬では、ごみの飛散、悪臭、騒音等に注意する必要がある。
(4)腐敗しやすい生ごみなどについては、悪臭防止などの観点から密閉保管に注意する必要がある。
(5)中間処理あるいは資源化を行っても残渣は発生し、最終処分場に埋立処分しなければならない。 |
平成23年度の廃棄物の排出及び処理状況等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)ごみの中間処理量は、4,010万トンで、そのうち、焼却処理が85%である。
(2)ごみの総資源化量は、930万トンで、そのうち、住民団体による集団回収量が265万トンである。
(3)ごみ総排出量は4,539万トンで、そのうち、71%が事業系ごみ、29%が家庭系ごみである。
(4)業種別の産業廃棄物の排出量では、電気・ガス・熱供給・水道業が最も多い。
(5)産業廃棄物の総排出量の52%に当たる約2億トンが再生利用されている。 |
事務所建築物からちゅう芥が1日当たり0.2m3排出されており、その質量は全廃棄物質量の5%を占めている。いま、全廃棄物の質量を1日当たり3.0tとすれば、ちゅう芥の容積質量値(kg/m3)として、正しいものは次のうちどれか。
(1)15kg/m3
(2)75kg/m3
(3)120kg/m3
(4)750kg/m3
(5)1,500kg/m3 |
一般廃棄物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)市町村は、一般廃棄物処理計画に従い清掃事業として処理を行う。
(2)ごみとし尿に分類され、ごみは家庭系ごみと事業系ごみに分類される。
(3)ごみの分別とは、収集、運搬、リサイクル(再生利用)、中間処理、最終処分が適切に行われるよう、
発生・排出元であらかじめ区分することである。
(4)中間処理方法としては、破砕・圧縮が最も多い。
(5)ごみの排出量を排出形態別でみると、平成28年度において、家庭系ごみが約70%を占める。 |
建築物内廃棄物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)吸殻の収集をするときは、金属製のふた付き容器を使用する。
(2)大規模建築物の場合、専任の収集・整理・搬出の作業員を配置されている場合がある。
(3)ビル所有者は、必要な容器、集積場所、保管場所等を適正に準備する。
(4)し尿を含まないビルピットの汚泥は、産業廃棄物である。
(5)家庭から排出される廃棄物より、事務所建築物の廃棄物の方が容積質量値は大きい。 |
産業廃棄物の産業廃棄物管理票(マニフエスト)による管理に関する次の記述のうち、最
も不適当なものはどれか。
(1) 運搬作業が終了すると、中間処理業者よりマニフェストB2票が排出事業者に返却される。
(2) 排出事業者は、マニフェストA票を控えとして保存する。
(3) 依頼から180日を経過してもマニフェストE票が返却されない場合には、排出事業者は
処分状況の確認を行う。
(4) 処分作業が終了すると、処分業者よりマニフェストD票が排出事業者に返却される。
(5) 排出事業者は、マニフェストを5年間保存する。 |
建築物内廃棄物の処理・保管設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)貯留・搬出機は、貯留した廃棄物をパッカ車に自動的に積み替えることができる。
(2)溶融固化装置は、発砲スチロールに用いられる。
(3)梱包機は段ボールの減容のために用いられる。
(4)冷蔵庫は、ちゅう芥類の保管庫のために用いられる。
(5)シュレッダは、新聞紙の切断に用いられる。 |
廃棄物の処理・保管等に関する組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
(1)容器方式 ----------- 初期コストが低い
(2)貯留・排出機方式 -------- 防災・防犯性が高い
(3)真空収集方式 --------- 初期コストが高い
(4)コンパクタ・コンテナ方式 ----- 小規模建築物に適する
(5)廃棄物計量管理システム ----- テナントへの課金制度に活用する |
ねずみ・昆虫の防除
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