2020年度 過去問セレクト模試
建築物環境衛生管理技術者試験
音・振動に関する用語とその単位との組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。
(1)音の強さ ------ N/m2
(2)吸音力 ------ m2
(3)振動加速度 ------ m/s2
(4)音圧 ------ Pa
(5)透過損失 ------ dB
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建築材料表面(白色ペイント、黒色ペイント、酸化した亜鉛鉄板、光ったアルミ箔)の長波長放射率と日射吸収率の関係を下の図中に示している。最も適当な組合せは次のうちどれか。 |
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(1)光ったアルミ箔 --- 白色ペイント --- 酸化した亜鉛鉄板 --- 黒色ペイント
(2)光ったアルミ箔 --- 酸化した亜鉛鉄板 --- 白色ペイント --- 黒色ペイント
(3)酸化した亜鉛鉄板 --- 光ったアルミ箔 --- 黒色ペイント --- 白色ペイント
(4)白色ペイント --- 酸化した亜鉛鉄板 --- 光ったアルミ箔 --- 黒色ペイント
(5)白色ペイント --- 光ったアルミ箔 --- 黒色ペイント --- 酸化した亜鉛鉄板
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冬季の結露に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 露点における湿り空気では、乾球温度と湿球温度は等しい。
(2) 露点における湿り空気の相対湿度は、100%となる。
(3) 室内の局所的に温度が低い部分では、飽和水蒸気量は減少する。
(4) 局部的に断熱が途切れて熱橋となった部分は、結露しにくい。
(5) 壁内結露の防止には、水蒸気圧の高い室内側に防湿層を設けることが有効である。
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建築材料表面の長波長放射率と日射吸収率に関する次の記述のうち。最も不適当なものはどれか。ただし、長波長放射率及び日射吸収率の値の大小は0.5より大きいが小さいかで判断するものとする。
(1)酸化した亜鉛鉄板は、日射吸収率が小さく、長波長放射率も小さい。
(2)光ったアルミ箔は、日射吸収率が小さく、長波長放射率も小さい。
(3)黒色ペイントは、日射吸収率が大きく、長波長放射率も大きい。
(4)新しい亜鉛鉄板は、日射吸収率が大きく、長波長放射率が小さい。
(5)白色ペイントは、日射吸収率が小さく、長波長放射率が大きい。
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流体の基礎に関する次の文章の[ ]内に入る語句の組合せとして、正しいものはどれか。 |
摩擦のないダクト中の流れを考える。流れの上流側にA断面、下流側にB断面をとると、AB断面間に、単位時間に流入する流れと流出する流れの[ ア ]は等しい。この関係を示す数式を[ イ ]という。
また、流れの運動エネルギーの保存を仮定すると、次のような[ ウ ]を表す式が得られる。 |
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ただし、ρ:密度 U:速度 P:圧力(静圧) g:重力加速度 h:高さ とする。
この式の項目の単位は[ エ ]であり、第一項を動圧、第二項を静圧、第三項を位置圧と呼び、摩擦のない理想流体の流れでは、その合計値は一定値となる。 |
ア イ ウ エ
(1)質量 ------ 連続の式 ------ ベルヌーイの定理 ---- Pa
(2)質量 ------ 流れの式 ------ フーリエの法則 ------- N
(3)速度 ------ 連続の式 ------ フーリエの法則 ------- m/s
(4)圧力 ------ 連続の式 ------ フーリエの法則 ------- N
(5)圧力 ------ 流れの式 ------ ベルヌーイの定理 ---- Pa
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流体に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)流体の粘性力に対する慣性力に比を表す無次元数がレイノルズ数である。
(2)直線ダクトの圧力損失は、風速の2乗に比例して増加する。
(3)開口部を通過する風量は、開口部前後の圧力差の2乗のに比例する。
(4)ベルヌーイの定理は、流れの力学的エネルギーの保存の仮定から導かれる。
(5)無秩序な乱れによる流体塊の混合を伴う流れを乱流という。
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空気の流動に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 自由噴流では、吹出口から離れた中心軸速度が、距離の二乗に反比例して滅衰する領域
がある。
(2) 吹出口からの自由噴流は、周囲の空気を巻き込みながら拡がる。
(3) 天井面に沿った噴流の到達距離は、自由噴流よりも長くなる。
(4) コールドドラフトは、冷たい壁付近などで生じる下降冷気流である。
(5) 吹出しの影響は吹出口から遠方まで及ぶが、吸込みの影響は吸込口付近に限定される。
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次に示すア~エの室について、第3種換気方式が利用できる組合せはどれか。
ア 手術室
イ 感染症室
ウ クリーンルーム
エ ちゅう房
(1)アとイ
(2)アとウ
(3)イとウ
(4)イとエ
(5)ウとエ
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室内温度と湿度に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)暖房期における低湿度の改善は、室内空気環境管理にかかわる大きな課題である。
(2)同じ室内であっても、室内温度は垂直的にも平面的にも、多少は不均一である場合が多く、その差が小さければ問題は
ないが、大きい場合には不快感や生理的障害などの原因になる。
(3)東京都の建築確認申請時に審査した建築物で採用された加湿方式として、近年水スプレーの割合が他の方式に比べて
最も多い。
(4)室内温度の不適率は、東京都の調査によると、近年3~4%と低い率で推移してきたが、平成23年度においては節電の
影響もあり2割近い不適があった。
(5)室内における空気中の水分量そのものの空間的な分布は比較的小さい。
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乾球温度20℃、相対湿度20%の空気に、30℃の水を噴霧した場合、室内の温湿度の変化として、最も適当なものは次のうちどれか。
ただし、噴霧した水は完全に蒸発したとする。
(1)乾球温度、相対湿度ともに上昇する。
(2)乾球温度は変わらず、相対湿度は上昇する。
(3)乾球温度は下がり、相対湿度は上昇する。
(4)乾球温度は上がり、相対湿度は変わらない。
(5)乾球温度は下がり、相対湿度は変わらない。
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空気汚染物質の特性を表すア~エの記述のうち、オゾンの特性を表すものの組合せとして、最も適当なものは次のうちどれか。
ア 常温で特異な刺激臭をもつ不安定な気体である。
イ 一酸化窒素と結合し、二酸化窒素と酸素を生成する。
ウ 人為的な発生源には、自動車の排気ガス、燃焼器具の生成物がある。
エ 比較的低分子の有機化合物である。
(1)アとイ
(2)アとウ
(3)イとウ
(4)イとエ
(5)ウとエ
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アレルゲンの微生物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)学校保健安全法の学校環境衛生基準には、ダニ又はダニアレルゲンの基準が含まれている。
(2)ウイルスは、平常時の微生物汚染問題の主な原因であり、環境微生物として捉えられる。
(3)クラドスポリウムは、アレルギー症状を引き起こす原因の一つである。
(4)スギ花粉の除去にエアフィルタが有効である。
(5)日本国民の約半分は、何らかのアレルギーに罹患している。
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27℃の室内において、トルユン濃度が0.05ppmのとき、空気1m3中に含まれているト
ルエン中の炭素分の量として、最も近い値は次のうちどれか。
なお、濃度換算には以下の式を用い、トルエンの化学式はC6H5CH3、炭素、水素の原子
量をそれぞれ12,1とする。 |
(1) 0.17mg
(2) 0.19mg
(3) 0.92mg
(4) 170mg
(5) 190mg
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定風量単一ダクト方式における空気調和システムを図-Aに示す。
図-Bは、図-Aのa~eにおける最大冷房負荷時の標準的な状態変化を湿り空気線図上に表したものである。
図-A中の e に相当する図-Bの状態点は、次のうちどれか。 |
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(1)ア
(2)イ
(3)ウ
(4)エ
(5)オ |
湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 熱水分比とは、比エンタルピーの変化量と絶対湿度の変化量との比である。
(2) 露点温度とは、湿り空気を冷却したとき飽和状態になる温度のことである。
(3) 顕熱比とは、顕熱の変化量と潜熱の変化量との比である。
(4) 相対湿度とは、ある湿り空気の水蒸気分圧とその湿り空気と同一温度の飽和水蒸気分圧
との比を百分率で表したものである。
(5) 飽和度とは、ある湿り空気の絶対湿度とその湿り空気と同一温度の飽和空気の絶対湿度
との比を百分率で表したものである。
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アレルゲンと微生物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)住環境内の主なダニアレルゲンは、ヒョウヒダニ類の糞と虫体からなる。
(2)カビアレルゲンの大部分は、ナノサイズの粒子である。
(3)黒カビは、結露した壁などの表面で増殖する。
(4)疫学調査の結果、カビと小児の呼吸器系疾患の間に有意な関係があることが明らかにされている。
(5)オフィス内浮遊細菌濃度には、エアフィルタの捕集率が関係する。
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平成15年に改正された建築物衛生法施行令弟2条では、「中央管理方式の」という文言が削除された。その理由や結果に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)個別方式の空気調和設備が、比較的大規模な建築物にも採用されるようになったという背景がある。
(2)中央管理方式の空気調和設備は、個別方式に比べて換気量不足による室内空気汚染の発生が懸念される。
(3)個別方式の空気調和設備は、湿度管理が困難で冬期に低湿度状態になりがちである。
(4)空気調和方式の個別方式・中央管理方式にかかわらず、同じ管理基準で適切に維持管理される必要がある。
(5)空気調和方式の個別方式・中央管理方式の区別が明確でなくなってきた状況がある。
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個別方式空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 現在採用されている個別方式空気調和設備は、ヒートポンプ式冷暖房兼用機が大部分を
占める。
(2) 個別方式空気調和設備は、通常、外気処理装置が併用される。
(3) 分散設置水熱源ヒートポンプ方式は、冷房と暖房が混在する場合に熱回収運転を行うこ
とができる。
(4) ピル用マルチパッケージは、圧縮機のオン・オフ制御が主流である。
(5) 分散設置空気熱源ヒートポンプ方式は、電動のものの他にガスエンジン駆動のものがある。
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ダクト併用ファンコイルユニット方式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)単一ダクト方式に比べ、空気調和機及び主ダクトの小容量化・小型化が可能である。
(2)ファンコイルユニットごとの発停が可能である。
(3)ファンコイルユニットは、熱負荷変動が小さいインテリアゾーンに配置されることが多い。
(4)単一ダクト方式にファンコイルユニットを併用することで、個別制御性を高めたシステムである。
(5)ダクト吹出空気と、ファンコイル吹出空気による混合損失が発生する場合がある。
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空気調和設備を構成する設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 蓄熱システムの代表的な顕熱利用蓄熱材として、氷がある。
(2) 空気調和機は、室内に供給する空気の清浄度・温度・湿度を所定の状態に調整する装置
である。
(3) 熱源設備は、冷凍機、冷却塔、ボイラ、蓄熱槽等によって構成される。
(4) 自動制御設備は、計測器(検出器)、操作器、調節器、中央監視装置等で構成される。
(5) 空気調和機の代表的な装置として、ユニット型空調機、ターミナル型空調機、パッケー
ジ型空調機等がある。
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ヒートポンプ方式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)1台で温熱源と冷熱源を兼ねることができる。
(2)冷水と温水を同時に取り出せる機種がある。
(3)水熱源方式は、空気熱源方式に比べて、一般に成績係数が高い。
(4)電動冷凍機+ボイラ方式に比べて、夏冬の電力消費の差を小さくできる。
(5)空気熱源方式に比べて、水熱源方式の方が多く使われている。
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冷凍機に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)吸収冷凍機の吸収剤には、水が用いられる。
(2)ヒートポンプは、蒸気圧縮冷凍サイクルの凝縮潜熱(温熱)を利用するものである。
(3)回転式冷凍機は、圧縮機本体の小型化・低振動化が進んでいる。
(4)ターボ型冷凍機は、中・大規模建築物の空気調和用をはじめ、地域冷暖房、産業用大規模プロセス冷却用等で
用いられる。
(5)レシプロ冷凍機は、シリンダ内のピストンを往復動させることによって冷媒ガスを圧縮する。
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同出力の蒸気圧縮冷凍機と比較した場合の、吸収冷凍機の利点に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)冷凍機内は真空であり、圧力による破裂などのおそれがない。
(2)冷凍機本体及び冷却塔ともに小型である。
(3)消費電力量は少ない。
(4)回転部分が少なく、騒音・振動は小さい。
(5)排熱回収に適する。
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空気調和設備の熱源機器に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 貫流ボイラは、水管壁に囲まれた燃焼室を有する。
(2) 炉筒煙管ボイラは、大きな横型ドラムを特徴とする。
(3) 鋳鉄製ボイラは、地域冷暖房などの高圧蒸気が必要な場合に使用される。
(4) 真空式温水発生機は、中小規模建築物などの給湯や暖房用として使用される。
(5) 吸収冷温水機は、1台で冷水と温水を製造できる。
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空気調和設備に用いられる加湿装置又は減湿(除湿)装置に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)空気調和機内の冷却コイル表面において結露され減湿するのは、標準的な冷却減湿法である。
(2)吸収減湿法では、塩化リチウムや塩化カルシウムなどの水溶液を用いて減湿する。
(3)空気を圧縮、冷却、結露させることで除湿し、乾燥空気を製造するのは、圧縮減湿法である。
(4)蒸気吹出方式の加湿では、加湿装置により空気が微生物に汚染されることがある。
(5)気化式の加湿装置は、温度降下を生じる。
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加湿装置に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 水噴霧方式は、噴霧圧力、遠心力、超音波振動等を利用して水を霧状にし、空気中に放
出して加湿する方式である。
(2) 加湿装置には、温度降下を伴う方式と伴わない方式とがある。
(3) 蒸気吹出方式には、蒸気発生装置を組み込んだタイプと外部の蒸気発生源から蒸気を導
入するタイプがある。
(4) 蒸気吹出方式は、気化方式に比べて加湿効率が低い。
(5) 水槽や水溜まり部分をもつものは、ほこり溜まりや微生物の侵入・繁殖に注意する必要
がある。
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空気調和設備に用いられる送風機の特性と送風系に関する次の文章の[ ]内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。
送風機の特性曲線は、グラフの横軸に[ ア ]をとり、縦軸に[ イ ]をとって示される。一方、
送風機の[ ウ ]曲線は、 同じグラフ上に、原点を通る2字曲線として示される。ここで、二つの曲線の交点は、
運転点を示している。
ア イ ウ
(1)静圧 --- 風量 --- 抵抗
(2)動圧 --- 静圧 --- 性能
(3)動圧 --- 風量 --- 静圧
(4)風量 --- 静圧 --- 抵抗
(5)風量 --- 動圧 --- 性能
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空気調和設備に用いられる全熱交換器に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)全熱交換器は、排気中の顕熱・潜熱を同時に回収して省エネルギー化を図るための熱交換器である。
(2)回転型全熱交換器では、エレメントが低速回転して吸湿と放湿が連続的に切り替わる。
(3)回転型全熱交換器のエレメントには、シリカゲルやイオン交換樹脂などが吸着材として利用される。
(4)全熱交換器を使用する方式では、別に外気取入用系統が必要である。
(5)静止型全熱交換器の仕切り板には、伝熱性と同時に透湿性が求められる。
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吹出口と吸込口に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)ふく流吸出口は、他の吸出口に比べて誘引効果が高く、均一度の高い温度分布が得られる。
(2)軸流吹出口は、誘引比が小さいため到達距離が長いのが特徴である。
(3)線状吹出口は、ペリメータ負荷処理用として窓近傍に設置されることが多い。
(4)面状吹出口は、天井板の細孔をあけた有孔天井を用い、吹出空気は天井全面から微風速で吹き出す方式が
一般的である。
(5)吸込口の吸込気流には方向性があるので、吸い込む向きにも注意が必要である。
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空気浄化装置に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)自動巻取型エアフィルタのろ材には、合成繊維、ガラス繊維が使用される。
(2)ガス除去用フィルタの使用に伴う圧力損失の変化は、一般にエアフィルタのそれと比較して小さい。
(3)ガス除去用フィルタには、シリカゲルを使用するものがある。
(4)HEPAフィルタの圧力損失は、一般空調用フィルタのそれと比較して小さい。
(5)ろ過式フィルタは適切な時期に交換を行わないと、捕集した粉じんの再飛散を起こす。
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換気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)局所平均空気齢とは、新鮮空気の給気口から任意の点に移動するのにかかる平均時間をいう。
(2)温度差による換気力は、室内外の空気の密度差に比例する。
(3)第3種機械換気は、給気口及び排風機により構成される。
(4)ハイブリット換気は、機械給気と機械排気との併用による換気方式である。
(5)置換換気は、室温よりやや低い温度の空気を床面付近に供給し、天井面付近から排気する換気方式である。
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弁類に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)バタフライ弁は、軸の回転によって弁体が開閉する構造である。
(2)リフト式逆止弁は、立て配管に取り付ける。
(3)玉形弁は、弁体と弁座の隙間を変えて流量を調整するものである。
(4)ボール弁は、抵抗が少なく、流量調整ができる。
(5)空気抜き弁は、配管中にたまった空気を自動的に排出する。
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空気調和設備のポンプ・配管に関する語句の組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
(1)キャビテーション ----- 騒音・振動
(2)ポンプ急停止 ------ 水撃作用
(3)渦巻きポンプ ------ 容積型
(4)蒸気トラップ ------ 凝縮水の分離
(5)ポンプの抵抗曲線 ----- 全揚程
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温熱環境要素の測定器に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) バイメタル式温度計は、2種類の金属の膨張率の差を利用している。
(2) 電気抵抗式湿度計は、感湿部の電気抵抗が吸湿、脱湿によって変化することを利用している。
(3) アスマン通風乾湿計は、周辺気流及び熱放射の影響を防ぐ構造となっている。
(4) グローブ温度計は、気流変動の大きいところの測定に適する。
(5) 熱線風速計には、定電圧式や定温度式などがある。
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ホルムアルデヒド測定法に関する組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
(1)アクティブ法 --------- 吸光光度法(拡散スクラバー法)
(2)アクティブ法 --------- 光電光度法(AHMT試験紙)
(3)アクティブ法 --------- 化学発光法
(4)パッシブ法 ----------- 燃料電池法
(5)パッシブ法 ----------- DNPH含浸チューブーHPLC法
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ピエゾバランス粉じん計に関する次の文章の[ ]内に人る語句の組合せとして、最
も適当なものはどれか。
ピエゾバランス粉じん計ま、[ ア ]の原理に基づくものであり、試料空気中の浮遊粉
じんを[ イ ]により圧電結晶素子に捕集し、捕集された粉じんの質量により変化する圧
電結晶素子の[ ウ ]の差を利用して、相対濃度として指示値を得る測定器である。
ア イ ウ
(1) 圧電天秤 ---- 静電沈着 ---- 固有周波数
(2) 圧電天秤 ---- 慣性衝突 ---- 固有周波数
(3) 圧電天秤 ---- 静電沈着 ---- 基本周波数
(4) 吸光光度 ---- 慣性衝突 ---- 基本周波数
(5) 吸光光度 ---- 静電沈着 ---- 基本周波数
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光散乱式の粉じん計を用いて室内の浮遊粉じんの相対濃度を測定したところ、6分間当たり120カウントであった。この粉じん計のバックグランド値は1分間当たり6カウントで、標準粒子に対する感度が1分間1カウント当たり0.001mg/m3、室内浮遊粉じんに対する較正係数が1.3であるとすると、室内浮遊粉じんの濃度として、最も近いものは次のうちどれか。
(1)0.010mg/m3
(2)0.013mg/m3
(3)0.018mg/m3
(4)0.020mg/m3
(5)0.026mg/m3
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空気調和設備の維持管理及び節電対策に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)冬季に、ボイラの温水出口温度を低下させる。
(2)夏季に、冷凍機の冷却水入口温度を上昇させる。
(3)ヒートポンプの節電対策として、夏季日中に屋外機の熱交換器に散水する。
(4)スケールが発生すると、冷却塔の冷却効率の低下を招く。
(5)還気ダクト内粉じん中の細菌量は、一般に給気ダクト内と比較して多い。
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音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 空気中の音速は、気温の上昇と'ともに減少する。
(2) 線音源からの音圧レベルは、音源からの距離が2倍になると約3dB減衰する。
(3) コインシデンス効果が生じると、壁体の透過損失が滅少する。
(4) 暗騒音とは、ある騒音環境下で対象とする特定の音以外の音の総称である。
(5) 音の強さとは、音の進行方向に対して垂直な単位断面を単位時問に通過する音のエネルギーである。
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夏季ピーク時における空気調和設備の節電対策に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)冷凍機の冷却水入口温度を低下させる。
(2)空気調和機のエアフィルタを清掃する。
(3)熱源機の熱交換器を洗浄する。
(4)ヒートポンプ屋外機の熱交換器に散水する。
(5)冷凍機の冷水出口温度を低下させる。
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空調機械室からの騒音に関する次のアからウの記述のうち、伝搬音の種類の組合せとして、最も適当なものはどれか。
ア 空気調和機から発生した音が隔壁・隙間等を透過してくる音
イ ダクト・管路系の振動に起因する音
ウ ダクト内を伝搬して給排気口から放射する音
ア イ ウ
(1)固体伝搬音 ------ 空気伝搬音 ------ 固体伝搬音
(2)固体伝搬音 ------ 固体伝搬音 ------ 空気伝搬音
(3)固体伝搬音 ------ 空気伝搬音 ------ 空気伝搬音
(4)空気伝搬音 ------ 固体伝搬音 ------ 空気伝搬音
(5)空気伝搬音 ------ 空気伝搬音 ------ 固体伝搬音
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床衝撃音に関する次の文章の[ ]内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。
重量床衝撃音は、[ ア ] ときに発生し、衝撃音は [ イ ] に主成分を含む。対策としては [ ウ ] が効果的である。
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ア |
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イ |
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ウ |
(1)食器を落とした |
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高周波数域 |
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柔らかい床仕上げ材 |
(2)食器を落とした |
---- |
低周波数域 |
---- |
床躯体構造の質量増加 |
(3)人が床上で飛び跳ねたりした |
---- |
高周波数域 |
---- |
柔らかい湯仕上げ材 |
(4)人が床上で飛び跳ねたりした |
---- |
低周波数域 |
---- |
柔らかい床仕上げ材 |
(5)人が床上で飛び跳ねたりした |
---- |
低周波数域 |
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床躯体構造の質量増加 |
昼光照明と窓に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)設計用全天空照度は、快晴よりも薄曇りの方が低い。
(2)同じ面積であれば、側窓より天窓の方が多く昼光を採り入れられる。
(3)グローバル照度(全天照度)は、直射照度と全天空照度の合計値である。
(4)間接昼光率は、室内の反射率の影響を受ける。
(5)昼光率は、窓ガラスの透過率の影響を受ける。
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地表における直射日光による法線照度が90,000 lxのとき、直射日光による水平面照度として最も近いものは次のうちどれか。
ただし、このときの太陽高度は30度とする。
(1)23,000 lx
(2)30,000 lx
(3)39,000 lx
(4)45,000 lx
(5)78,000 lx
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空気調和設備の自動制御機器として利用される検出器に関する次の文章の[ ]内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。
[ ア ]は、線膨張係数が異なる2種類の薄い金属板を貼り合わせ、周囲の温度変化に
よる金属の伸縮差を利用し、電気式調節器の[ イ ]制御に利用される。
ア イ
(1) ベローズ ------------- 比例
(2) 白金測温抵抗体 ------- 比例
(3) ダイヤフラム ----------- ニ位置
(4) バイメタル ------------ ニ位置
(5) リモートバルブ --------- 積分
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構造概論
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