2020年度 過去問セレクト模試
建築物環境衛生管理技術者試験
体温に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)一般環境では、手足より顔の皮膚温が高い。
(2)平均皮膚温は、各部位の皮膚温をそれぞれの皮膚面積で重みづけ平均した値である。
(3)体温調節機能は、恒常性(ホメオスタシス)の一例である。
(4)外気温が変動しても影響を受けにくい身体内部の温度を核心温という。
(5)寒冷環境に生じるふるえは、行動性体温調節である。
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人体の臓器系の疾病との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
(1)内分泌系 ----- 腎不全
(2)呼吸器系 ----- 肺気腫
(3)神経系 ------ パーキンソン病
(4)循環器系 ----- 心筋梗塞
(5)造血器系 ----- 白血病
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温熱環境指数に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)温熱環境指数は、体感温度を示す指標である。
(2)不快指数は、気温と湿球温度、又は気温と相対湿度から算出される。
(3)黒球(グローブ)温度は、銅製の黒球の中心温を測定したものである。
(4)新有効温度は、気温・湿度・風速の3要素による温熱環境の指標である。
(5)湿球黒球温度(WBGT)は、屋内外での暑熱作業時の暑熱ストレスの評価に用いられる。
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オフィスビルの快適温度に関するア~オの記述のうち、不適当なものの組合せは次のどれか。
ア 代謝量により影響を受ける。
イ 着衣量により影響を受ける。
ウ 女性の快適温度は、一般に男性より低い
エ 高齢者は、一般に若年者より暖かい室温を好むとされている。
オ 高齢者では、寒さに対する感受性が高まる。
(1)アとイ
(2)アとエ
(3)イとウ
(4)ウとオ
(5)エとオ
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エネルギー代謝に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)基礎代謝とは、早朝覚醒後の空腹時仰臥の姿勢におけるエネルギー代謝のことである。
(2)日本人の30歳代の男子の平均基礎代謝量は2,650kcal/日、女子の平均基礎代謝量は1,950kcal/日である。
(3)安静時代謝量は、基礎代謝のおよそ20%増しである。
(4)熱産生は、摂取した食物の代謝による化学的エネルギーに由来する。
(5)睡眠時のエネルギー消費量は、基礎代謝量より低い。
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シックビル症候群に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)症状のほとんどは、該当ビルを離れると解消する。
(2)体質が発症に関係する。
(3)原因となる物質が同定されている。
(4)特異的な症状はない。
(5)仕事のストレスは発症に関与する。
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熱中症で起こる症状として、最も不適当なものは次のうちどれか。
(1)けいれん
(2)失神
(3)下痢・嘔吐
(4)体温低下
(5)頭痛・めまい
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アレルギー疾患に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) アレルギー反応の発現には、体内の肥満細胞の働きが関係する。
(2) アレルギー反応は、体に有害である免疫反応をいう。.
(3) 免疫グロブリンをアレルゲンと称する。
(4) アレルゲン同定の方法の一つに、皮内テストがある。
(5) 低湿度は、アトピー性皮膚炎の増悪因子である。
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建築物環境衛生管理基準におけるホルムアルデヒド量の基準値として、正しいものは次のうちどれか。
(1)1mg/m3以下
(2)0.5mg/m3以下
(3)0.15mg/m3以下
(4)0.1mg/m3以下
(5)0.08mg/m3以下
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建築物衛生法による一酸化炭素の含有率の基準値として、最も適当なものは次のうちどれか。
(1)原則 1ppm以下
(2)原則 2ppm以下
(3)原則 5ppm以下
(4)原則 10ppm以下
(5)原則 50ppm以下
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たばこに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)公共の建築物内における分煙は、医療法によって努力義務とされている。
(2)受動喫煙により肺がんや小児の呼吸器疾患のリスクが増大する。
(3)喫煙は、慢性閉塞性肺疾患の原因の大部分を占める。
(4)主流煙と副流煙の組成は異なる。
(5)妊娠中の喫煙により、低出生体重児や早産の頻度が高くなる。
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音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 加齢に伴い、低い周波数よりも高い周波数で聴力低下が起こりやすい。
(2) マスキシグ効果は、一般に低い周波数よりも高い周波数において大きい。
(3) 騒音による健康影響では、血圧の上昇が起きる。
(4) 会語の音声のレベルが55~65dBの時に、騒音レベルが45dB以下であれば、十分な了解度が得られる。
(5) 人の聴覚が最も敏感な周波数は、8,000Hz付近である。
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呼吸中枢が刺激されて呼吸の増加、脈拍・血圧の上昇、頭痛、めまい等の病状が現れるときの二酸化炭素濃度として、最も適当なものは次のうちどれか。
(1)500ppm
(2)1,000ppm
(3)5,000ppm
(4)10,000ppm
(5)40,000ppm
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光環境と視覚に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 網膜にある錐体細胞には、赤、青、緑の光に反応する3種類の細胞がある。
(2) 視力は、照度O.11x付近で大きく変化する。
(3) 照度が低下すると、瞳孔は縮小する。
(4) 網膜にある杵体細胞は暗いときに働きやすい。
(5) 照明の質を向上させるためには、グレアを防止する必要がある。
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LED(発光ダイオード)の性質に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)熱に強い
(2)小型軽量である。
(3)白色光光源として利用できる。
(4)指向性が強い
(5)高効率・長寿命である。
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色彩に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)色彩は、色相、明度、輝度の三つの属性の組合せによって表現される。
(2)色彩を使って環境を調節する一つの指針として、ジャッドの色彩調節の原理がある。
(3)配色については、室内などの全面積の10%以上を占める色を基調色、それ以外の色をアクセント色という。
(4)環境を機能的に整える環境配色では、一般に事務所などの天井は白又はごく薄い色とし、壁を明るい色とする。
(5)環境色の管理は、色彩のもつ性質を利用して安全で疲労の少ない快適な環境づくりを行うためのものである。
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VDT作業と健康に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)VDT作業では、普段使用している遠近両用メガネをしようすることで眼の疲労を防ぐことができる。
(2)VDT作業では、表示画面の注視することにより、瞬目回数が減少する。
(3)視野内に高輝度のものがあると網膜の感度が下がり、疲労につながる。
(4)厚生労働省ガイドラインでは、ディスプレイ画面上の照度は、500lx以下とすることとなっている。
(5)VDT作業者の健康に関する調査で最も多い自覚症状は、眼に関するものである。
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赤外線による生体影響として、最も不適当なものは次のうちどれか。
(1)白内障
(2)熱中症
(3)皮膚血管拡張
(4)代謝促進
(5)電気性眼炎
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電離放射線に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)放射線の人体に与える影響の単位は、Sv(シーベルト)である。
(2)体外被曝に対する防護の3原則は、「距離を離す」、「遮蔽」、「被曝時間短縮」である。
(3)生体内に取り込まれた放射線物質が2分の1量になるまでの時間を生物学的半減期という。
(4)放射線の健康影響のうち、悪性腫瘍は確率的影響である。
(5)β線は、鉛・鉄の板を透過する。
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環境基本法における水質汚濁に係る環境基準において、人の健康の保護に関する環境基準項目に含まれていないものは次のうちどれか。
(1)全シアン
(2)砒素
(3)ホルムアルデヒド
(4)ベンゼン
(5)トリクロロエチレン
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感染症とその病原体の分類との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
(1) 麻しん ---------------- 細菌
(2) インフルエンザ ----- ウイルス
(3) カンジダ症 ---------- 真菌
(4) 梅毒 ------------------ スピロヘータ
(5) つつが虫病 --------- リケッチア
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食物や水が主な感染源となる感染症として、最も適当なものは次のうちどれか。
(1)デング熱
(2)A型肝炎
(3)インフルエンザ
(4)梅毒
(5)日本脳炎
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感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律において、建物の立入リ制限が適用されることがある感染症は次のうちどれか。
(1)エボラ出血熱
(2)コレラ
(3)結核
(4)デング熱
(5)マラリア
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次の感染症対策のうち、宿主の感染症対策として最も適当なものはどれか。
(1)媒介動物の駆除
(2)患者の治療
(3)マスクの着用
(4)一般的な体力の向上
(5)患者の隔離
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10%溶液として市販されている次亜塩素酸ナトリウムを水で希釈して50mg/Lの濃度の溶液を80L作る場合、必要となる10%溶液の量として、最も近いものは次のうちどれか。
(1)0.4mL
(2)1.6mL
(3)4mL
(4)16mL
(5)40mL
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空気環境
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