2019年度 第2回 過去問セレクト模試
建築物環境衛生管理技術者試験
環境基本法に基づく環境基準の説明として、最も不適切なものは次のうちどれか。
(1)人の健康を保護する上で維持することが望ましい基準である。
(2)実験室内での動物実験などの生物学的研究を判断に用いている。
(3)罹患状況の疫学調査を判断に用いている。
(4)経験的に証明されている有害濃度を基礎とした安全度を考慮している。
(5)地球環境を保全する上で維持することが望ましいものである。 |
労働安全衛生法に基づく事務所衛生基準規則において、基準として定められていない項目は、次のうちどれか。
(1) 相対湿度
(2) 二酸化窒素の含有率
(3) 気流
(4) 浮遊粉じん量
(5) 一酸化炭素の含有率 |
熱中症予防の指標となるWBGT指数に関する次の文章の [ ] 内に入る語句として、最も適当なものはどれか。
WBGT指数は、屋外で太陽照射のある場合、次式、0.7Tw + 0.2Tg + 0.1Ta で求められる。
ただし、Twは [ ア ]、Tgは、[ イ ]、Taは [ ウ ] である。
ア イ ウ
(1)湿球温度 --- 黒球温度 --- 乾球温度
(2)湿球温度 --- 乾球温度 --- 黒球温度
(3)乾球温度 --- 湿球温度 --- 黒球温度
(4)乾球温度 --- 黒球温度 --- 湿球温度
(5)黒球温度 --- 湿球温度 --- 乾球温度 |
実験・経験に基づく温熱環境指数として、最も不適当なものは次のうちどれか。
(1) 湿球温度(Tw)
(2) 湿球黒球温度(WBGT)
(3) 不快指数(DI)
(4) 有効温度(ET)
(5) 修正有効温度(CET) |
不快指数を求める項目として、最も適当なものの組合せは次のうちどれか。
ア 黒球温度
イ 気流
ウ 気温
エ 相対湿度
オ 着衣量
(1) アとイ
(2) アとオ
(3) イとウ
(4) ウとエ
(5) エとオ |
人の温熱的快適性に影響する因子として、最も不適当なものは次のうちどれか。
(1)代謝量
(2)室内の相対湿度
(3)室内の二酸化炭素濃度
(4)性差
(5)加齢 |
気管支喘息に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
(1)原因となるアレルゲンは、ペットの毛が最も多い。
(2)免疫グロブリンは、アレルゲンの一つである。
(3)患者の素因は、発症、増悪に関係しない。
(4)アレルゲンの同定は、予防や治療の上で重要である。
(5)増悪予防には、部屋の湿度を下げる。 |
アレルギー疾患に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) アレルギー反応の発現には、体内の肥満細胞の働きが関係する。
(2) アレルギー反応は、体に有害である免疫反応をいう。.
(3) 免疫グロブリンをアレルゲンと称する。
(4) アレルゲン同定の方法の一つに、皮内テストがある。
(5) 低湿度は、アトピー性皮膚炎の増悪因子である。 |
たばこに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)受動喫煙防止措置の努力義務は、健康増進法に規定されている。
(2)喫煙により肺気腫のリスクが増大する。
(3)発がん物質は、副流煙より主流煙に多く含まれる。
(4)妊娠中の喫煙により低出生体重児の頻度が高くなる。
(5)受動喫煙により小児の呼吸疾患のリスクが増加する。 |
一酸化炭素に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 自動車の排ガス規制により大気中の濃度は減少した。
(2) ガス器具などの不完全燃焼により発生する。
(3) 喫煙者では、非喫煙者と比べ、血液中の一酸化炭素ヘモグロビン濃度が高くなる。
(4) 血液中の一酸化炭素ヘモグロビン濃度が5%以下では、無症状のことが多い。
(5) 酸素よりも約20倍強いヘモグロビン親和性を持つ。 |
たばこに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)公共の建築物内における分煙は、医療法によって努力義務とされている。
(2)受動喫煙により肺がんや小児の呼吸器疾患のリスクが増大する。
(3)喫煙は、慢性閉塞性肺疾患の原因の大部分を占める。
(4)主流煙と副流煙の組成は異なる。
(5)妊娠中の喫煙により、低出生体重児や早産の頻度が高くなる。 |
健常者の聞こえる音の周波数範囲として、最も適当なものは次のうちどれか。
(1) 20~10,000Hz
(2) 20~20,000Hz
(3) 100~10,000Hz
(4) 100~20,000Hz
(5) 100~30,000Hz |
呼吸中枢が刺激されて呼吸の増加、脈拍・血圧の上昇、頭痛、めまい等の病状が現れるときの二酸化炭素濃度として、最も適当なものは次のうちどれか。
(1)500ppm
(2)1,000ppm
(3)5,000ppm
(4)10,000ppm
(5)40,000ppm |
光環境と視覚に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
(1) 網膜にある杆体細胞は、明るいときに働きやすい。
(2) 視対象を正確に認識するためには、大きさ、コントラスト、時間、明るさが必要である。
(3) 暗順応と明順応では、暗順応の方が早く順応する。
(4) 色温度が高い光源は、休息や団らんに適している。
(5) 網膜にある杆体細胞と錐体細胞を比較すると、感光度は錐体細胞の方が良い。 |
LED(発光ダイオード)の性質に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)熱に強い
(2)小型軽量である。
(3)白色光光源として利用できる。
(4)指向性が強い
(5)高効率・長寿命である。 |
色彩に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)色彩は、色相、明度、輝度の三つの属性の組合せによって表現される。
(2)色彩を使って環境を調節する一つの指針として、ジャッドの色彩調節の原理がある。
(3)配色については、室内などの全面積の10%以上を占める色を基調色、それ以外の色をアクセント色という。
(4)環境を機能的に整える環境配色では、一般に事務所などの天井は白又はごく薄い色とし、壁を明るい色とする。
(5)環境色の管理は、色彩のもつ性質を利用して安全で疲労の少ない快適な環境づくりを行うためのものである。 |
電離放射線の生体影響には確定的影響と確率的影響があるが、確定的な影響として適当なものの組合せは次のうちどれか。
ア 皮膚潰瘍
イ 脱毛
ウ 遺伝子異常
エ 不妊
オ 白血病
(1)アとイとウ
(2)アとイとエ
(3)アとウとオ
(4)イとエとオ
(5)ウとエとオ |
電離放射線の生体影響に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
(1) 生体内の代謝を高める。
(2) 感受性が最も高いのは神経細胞である。
(3) 関節リウマチを生ずる。
(4) 網膜損傷を生ずる。
(5) 皮膚潰瘍を生ずる。 |
電離放射線に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)放射線の人体に与える影響の単位は、Sv(シーベルト)である。
(2)体外被曝に対する防護の3原則は、「距離を離す」、「遮蔽」、「被曝時間短縮」である。
(3)生体内に取り込まれた放射線物質が2分の1量になるまでの時間を生物学的半減期という。
(4)放射線の健康影響のうち、悪性腫瘍は確率的影響である。
(5)β線は、鉛・鉄の板を透過する。 |
健常者における体重当たりの水分欠乏率とその脱水症状との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
(1)2% ----- 強い渇き
(2)4% ----- 腎機能不全
(3)8% ----- チアノーゼ
(4)10% ----- 失神
(5)20% ----- 死亡 |
感染症とその病原体の分類との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
(1) 麻しん ---------------- 細菌
(2) インフルエンザ ----- ウイルス
(3) カンジダ症 ---------- 真菌
(4) 梅毒 ------------------ スピロヘータ
(5) つつが虫病 --------- リケッチア |
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(以下「感染症法」という。)に基づく感染症の類型において、三類感染症に分類されるものは次のうちどれか。
(1)マラリア
(2)コレラ
(3)日本脳炎
(4)狂犬病
(5)デング熱 |
次の感染症対策のうち、感受性対策として最も適当な組合せはどれか。
ア 患者の隔離
イ 手洗いの徹底
ウ 予防接種
エ 抵抗力の向上
オ マスクの着用
(1)アとイ
(2)アとオ
(3)イとウ
(4)ウとエ
(5)エとオ |
滅菌と消毒に関する次の文章の[ ]内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。
ある環境中の[ ア ]微生物を死滅させることを滅菌といい、そのなかの[ イ ]のみを死滅させることは消毒という。
ア イ
(1) すべての ----- 病原体
(2) すべての ----- 細菌
(3) 有害な ------ 病原体
(4) 有害な ------ 細菌
(5) 有害な ------ 真菌 |
5%溶液の次亜塩素酸ナトリウムを水で希釈して200mg/Lの濃度の溶液を1OL作る場合、必要となる5%溶液の量として、最も近いものは次のうちどれか。
(1) 0.4mL
(2) 2mL
(3) 4mL
(4) 20mL
(5) 40mL |
空気環境
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