平成31年度 第1回 過去問セレクト模試
建築物環境衛生管理技術者試験
空気調和設備を設けている事務所について、労働安全衛生法に基づく事務所衛生基準規則で定められる基準の項目とその基準値との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
(1)二酸化炭素の含有率 ----- 1,000ppm以下
(2)気流 ------------ 0.5m/s以下
(3)気温 ------------ 23~28℃
(4)相対湿度 ---------- 40~70%
(5)照度(普通作業) ------- 150lx以上 |
臓器系の機能に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)筋骨格系は、身体の構成と運動をつかさどる。
(2)感覚器系は、外部からの刺激を受けて神経系に伝える。
(3)腎臓・泌尿器系は、血液の中から老廃物などを尿として排泄する。
(4)呼吸器系は、循環器系が運んできた全身からの酸素を体外に排出する。
(5)消化器系は、栄養や水を摂取して体内で再合成と排泄を行う。 |
体温に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)体温調節は、自律性体温調節と行動性体温調節に分類される。
(2)顔、手、足等の身体表層部の温度は、外気温の影響を受けやすい。
(3)寒冷環境では、温暖環境に比較して、体内と身体表層部との温度差が小さくなる。
(4)直腸温は、核心温の一つである。
(5)平均皮膚温は、各部位の皮膚温をそれぞれの皮膚面積で重みづけ平均した値である。 |
オフィスビルの快適温度に関するア~オの記述のうち、不適当なものの組合せは次のどれか。
ア 代謝量により影響を受ける。
イ 着衣量により影響を受ける。
ウ 女性の快適温度は、一般に男性より低い
エ 高齢者は、一般に若年者より暖かい室温を好むとされている。
オ 高齢者では、寒さに対する感受性が高まる。
(1)アとイ
(2)アとエ
(3)イとウ
(4)ウとオ
(5)エとオ |
人体の熱放散機能として、最も適当なものの組合せは次のうちどれか。
ア 食べ物の代謝
イ 筋緊張
ウ ふるえ
エ 皮膚血管の拡張
オ 発汗
(1)アとイ
(2)アとオ
(3)イとウ
(4)ウとエ
(5)エとオ |
シックビル症候群に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
(1)学校ではみられない。
(2)特定の物質が原因となる。
(3)特異的な症状が呈する。
(4)そのビルを使用、利用するすべての人に症状がみられる。
(5)建築物での換気量と関連する。 |
室内空気汚染による次の健康障害のうち、慢性影響として最も適当なものはどれか。
(1) 感冒
(2) レジオネラ症
(3) インフルエンザ
(4) 気管支喘息発作
(5) 発癌 |
ホルムアルデヒドに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)水やアルコールに溶けやすい。
(2)常温では気体として存在する。
(3)合成樹脂や接着剤の原料となる。
(4)不燃性である。
(5)発がん性がある。 |
建築物環境衛生管理基準におけるホルムアルデヒド量の基準値として、正しいものは次のうちどれか。
(1)1mg/m3以下
(2)0.5mg/m3以下
(3)0.15mg/m3以下
(4)0.1mg/m3以下
(5)0.08mg/m3以下 |
健常者が感覚鈍重となり、知覚を失う場合の酸素濃度として、最も適当なものは次のうちどれか。
(1) 20~18%
(2) 17~16%
(3) 15~14%
(4) 11~10%
(5) 7~6% |
アスベストに起因する疾患として、最も適当な組合せは次のうちどれか。
ア 悪性中皮腫
イ 過敏性肺炎
ウ 肺癌
エ 肺繊維症
オ 気管支喘息
(1)アとイとウ
(2)アとウとエ
(3)アとエとオ
(4)イとウとオ
(5)イとエとオ |
一酸化炭素に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
(1)ヘモグロビン親和性は、酸素と同等である。
(2)我が国では、大気汚染物質としての環境中濃度は増加している。
(3)特有の臭気がある。
(4)喫煙により発生する。
(5)建築物衛生法による基準値は、1ppm以下である。 |
騒音とその影響に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)騒音によって、末梢血管の収縮、血圧の上昇、胃の働きの抑制等が起きる。
(2)大きく、高い騒音による一時的な聴力低下を一過性聴力閾値上昇という。
(3)騒音曝露による健康影響は、年齢や生活習慣、生活・活動環境などによる複合的な影響と考えられている。
(4)聴覚系の周波数特性を補正した尺度をC特性音圧レベルという。
(5)住民の騒音苦情は聴取妨害とともに、うるさい、不快だ、迷惑だという心理的影響が大半を占めている。 |
光環境と視覚に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)照度が低下すると瞳孔は散大する。
(2)網膜にある杆体細胞は、錐体細胞よりも光に対する感度が高い。
(3)視力は、照度0.1lx付近で大きく変化する。
(4)暗順応は、明順応に比べて順応に要する時間が短い。
(5)色温度が低い光源は、休息や団らんに適している。 |
光環境と視覚に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
(1) 輝度は、快適性を表す指標である。
(2) 照度が低下すると、瞳孔の大きさが縮小する。
(3) 網膜にある杆体細胞は、明るいときに働きやすい。
(4) 網膜にある錐体細胞には、赤・青・緑の光に反応する3種類の細胞がある。
(5) 光源の色温度が高いということは、赤みを帯びた光を意味する。 |
VDT作業の光環境に関する次の文章の[=コ内に入る数値の組合せとして、正しいものはどれか。
厚生労働省のガイドラインでは、ディスプレイを用いる場合のディスプレイ画面上における照度は[ ア ]以下、書類上及びキーボード上における照度は[ イ ]以上とすることが推奨されている。
ア イ
(1) 5001x ----- 1001x
(2) 5001x ----- 3001x
(3) 1.0001x ----- 1001x
(4) 1.0001x ----- 3001x
(5) 1.0001x ----- 5001x |
VDT作業の健康影響と対策に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)VDT作業では、ドライアイを引き起こす可能性がある。
(2)「目と表示画面との距離」と「目と書類などとの距離」に差が少ないと眼の疲労が少なくなる。
(3)厚生労働省のガイドラインでは、ディスプレイ画面上における照度は、500lx以下とすることとされている。
(4)若年者は高齢者に比べ、目の疲れの回復に時間がかかる傾向がある。
(5)厚生労働省のガイドラインでは、書類及びキーボード上における照度は、300lx以上とすることとされている。 |
放射線の身体的影響には、早期影響と晩発影響があるが、晩発影響として最も適当なものは次のうちどれか。
(1)不妊
(2)皮膚潰瘍
(3)白血病
(4)白血球減少
(5)脱毛 |
身体の水分量に関する次の文章の [ ] 内に入る割合(%)の組合せとして、最も適当なものはどれか。
健常な一般成人における体内の水分量は、体重の [ ア ] 程度である。さらに、その水分量は、細胞内部の水分である
細胞内液と、細胞外部の水分である細胞外液とに区分される。
成人の場合には、細胞内液は体重の約 [ イ ]、細胞外液は約 [ ウ ] である。
ア イ ウ
(1)80% --- 40% --- 40%
(2)60% --- 40% --- 20%
(3)60% --- 20% --- 40%
(4)40% --- 30% --- 10%
(5)40% --- 20% --- 20% |
水道法に基づく水質基準項目に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1) 硝酸態窒素とは、水中の硝酸イオン及び硝酸塩に含まれている窒素のことである。
(2) 水銀及びその化合物には、有機水銀化合物及び無機水銀化合物の両方が含まれる。
(3) 鉛及びその化合物は、神経系の障害や貧血等の中毒症状を起こす。
(4) ヒ素化合物の毒性の強さは、その結合形によらず一定である・
(5) クロロホルムは、消毒副生成物の一つである。 |
次の感染症のうち、原虫によって引き起こされる疾患の組合せとして、正しいものはどれか。
ア 発しんチフス
イ カンジタ症
ウ クリプトスポリジウム症
エ マラリア
オ ワイル病
(1)アとイ
(2)アとオ
(3)イとウ
(4)ウとエ
(5)エとオ |
食物や水が主な感染源となる感染症として、最も適当なものは次のうちどれか。
(1)デング熱
(2)A型肝炎
(3)インフルエンザ
(4)梅毒
(5)日本脳炎 |
次の感染症予防対策のうち、病原体に対する人の感受性対策として、最も適当なものはどれか。
(1) 予防接種
(2) 保菌者の管理
(3) 患者の隔離
(4) マスクの着用
(5) 水や空気の浄化 |
薬液消毒剤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)ホルマリンは、皮膚や粘膜に対して刺激作用を示す。
(2)次亜塩素酸ナトリウムは、対象物に有機物が多く含まれていると消毒力が減退する。
(3)消毒用エタノールは芽胞に対して有効である。
(4)逆性石けんは、手指や金属器具などの消毒に用いられる。
(5)クレゾールは、多くのウイルスに対して無効である。 |
10%溶液として市販されている次亜塩素酸ナトリウムを水で希釈して50mg/Lの濃度の溶液を80L作る場合、必要となる10%溶液の量として、最も近いものは次のうちどれか。
(1)0.4mL
(2)1.6mL
(3)4mL
(4)16mL
(5)40mL |
空気環境
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