過去問塾 平成29年度
建築物環境衛生管理技術者試験
空気調和設備を設けている事務所について、労働安全衛生法に基づく事務所衛生基準規則で定められる基準の項目とその基準値との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
(1)二酸化炭素の含有率 ----- 1,000ppm以下
(2)気流 ------------ 0.5m/s以下
(3)気温 ------------ 23~28℃
(4)相対湿度 ---------- 40~70%
(5)照度(普通作業) ------- 150lx以上
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(3)
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人体の臓器系の疾病との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
(1)内分泌系 ----- 腎不全
(2)呼吸器系 ----- 肺気腫
(3)神経系 ------ パーキンソン病
(4)循環器系 ----- 心筋梗塞
(5)造血器系 ----- 白血病 |
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(1)
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生体機能の恒常性に関する次の記述のうち。最も不適当なものはどれか。
(1)有害ストレッサは、恒常性を乱し、病気の発症や経過に影響を与える。
(2)フィードバック機構により、生体機能の恒常性が破錠する。
(3)熱射病は、高温にさらされた結果、体温調節機能が破錠することにより生じる。
(4)神経系や内分泌系、免疫系等の機能により維持されている。
(5)ストレス負荷による影響は、個人差が大きい。 |
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(2)
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次の温熱環境指数のうち、人体熱平衡式を基準とし着衣量やエネルギー代謝量を用いて求めるものはどれか。
(1)予測平均温冷感申告(PMV)
(2)不快指数(DI)
(3)修正有効温度(CET)
(4)黒球温度(Tg)
(5)湿球黒球温度(WBGT) |
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(1)
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エネルギー代謝に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)基礎代謝とは、早朝覚醒後の空腹時仰臥の姿勢におけるエネルギー代謝のことである。
(2)日本人の30歳代の男子の平均基礎代謝量は2,650kcal/日、女子の平均基礎代謝量は1,950kcal/日である。
(3)安静時代謝量は、基礎代謝のおよそ20%増しである。
(4)熱産生は、摂取した食物の代謝による化学的エネルギーに由来する。
(5)睡眠時のエネルギー消費量は、基礎代謝量より低い。 |
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(2)
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建築物内の低湿度による影響に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)ほこりが飛散しやすくなる。
(2)インフルエンザウイルスの生存率が高まる。
(3)静電気が発生する。
(4)体感温度の上昇をもたらす。
(5)皮膚、粘膜の乾燥が起こる。 |
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(4)
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シックビル症候群でみられる症状として、最も不適当なものは次のうちどれか。
(1)めまい
(2)頭痛
(3)下痢
(4)息切れ
(5)疲労感 |
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(3)
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アスベストに関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
(1)合成された化学物質である。
(2)過去に断熱材として建築物に使用されたが、現在は残っていない。
(3) 過敏性肺炎の原因となる。
(4)労働安全衛生法により、試験研究を除き使用禁止である。
(5)健康障害は、アスベスト製品製造工場の従業員に限られる。 |
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(4)
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アレルギー疾患に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)低湿度は、アトピー性皮膚炎の増悪因子である。
(2)真菌は、アレルゲンとなる。
(3)花粉症は、アレルギー疾患である。
(4)アレルゲンの同定は、症状発生の防止、治療の上で重要である。
(5)低湿度は、気管支喘息の症状を緩和する。 |
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(5)
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ホルムアルデヒドに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)シックハウス症候群と関連する。
(2)たばこ煙中に存在する。
(3)刺激性に乏しい。
(4)発がん性が認められる。
(5)建築物衛生法で室内の基準値が定められている。 |
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(3)
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オゾンに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)光化学オキシダントの主成分である。
(2) 特有の臭気がある。
(3)紫外線による光化学反応で生成される。
(4)静電式コピー機は、発生源となる。
(5)水に溶けやすい。 |
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(5)
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一酸化炭素に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
(1)ヘモグロビン親和性は、酸素と同等である。
(2)我が国では、大気汚染物質としての環境中濃度は増加している。
(3)特有の臭気がある。
(4)喫煙により発生する。
(5)建築物衛生法による基準値は、1ppm以下である。 |
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(4)
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呼吸中枢が刺激されて呼吸の増加、脈拍・血圧の上昇、頭痛、めまい等の病状が現れるときの二酸化炭素濃度として、最も適当なものは次のうちどれか。
(1)500ppm
(2)1,000ppm
(3)5,000ppm
(4)10,000ppm
(5)40,000ppm |
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(5)
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騒音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)住民の騒音苦情の大半は、聴取妨害と心理的影響による。
(2)超音波は、強いレベルの場合には耳鳴り、頭痛、吐き気等の身体影響を生じさせる。
(3)大きく、高い騒音に一時的曝露されることによる聴力の低下は、一過性であることが多く、安静により回復する。
(4) 一般の環境騒音に関しては、1日の曝露騒音として等価騒音レベルが70dB未満であれば、永久性の聴力障害は
ほとんど起こらない。
(5)騒音により自律神経系が刺激されると、末梢血管の拡張、血圧の低下等が起きる。 |
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(5)
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振動に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)全身振動による健康影響として、末梢神経障害がある。
(2)手持ち工具などの使用による振動は、オクターブバンドの中心振動数で約8~1,000Hzの振動が問題となる。
(3)全身振動の大きさの感覚は、振動継続時間によって変化する。
(4)振動感覚閾値は、地震の震度0(無感)の限界に相当する振動レベル55dBである。
(5)低い振動数で振幅が大きい振動では、乗り物酔い、動揺病等が発生しやすい。 |
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(1)
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光の色の知覚に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
(1)網膜にある視細胞には杆体細胞と錐体細胞があるが、錐体細胞はロドプシンを含み、感光度が非常に高い。
(2)網膜にある錐体細胞は解像力に優れ、色覚に必要な化学物質を含んでいる。
(3)明るい場所から暗い場所への順応を暗順応といい、およそ2分程度で順応が完了する。
(4)網膜ある錐体細胞は、赤、青、黄の光にそれぞれ反応する3種類がある。
(5)視対象を正確に認識することを明視といい、この条件は、大きさ、明るさの二つである。 |
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(2)
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VDT作業と健康に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)VDT作業では、普段使用している遠近両用メガネをしようすることで眼の疲労を防ぐことができる。
(2)VDT作業では、表示画面の注視することにより、瞬目回数が減少する。
(3)視野内に高輝度のものがあると網膜の感度が下がり、疲労につながる。
(4)厚生労働省ガイドラインでは、ディスプレイ画面上の照度は、500lx以下とすることとなっている。
(5)VDT作業者の健康に関する調査で最も多い自覚症状は、眼に関するものである。 |
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(1)
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紫外線の作用に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)皮膚の悪性黒色腫の発生
(2)熱中症の発生
(3)白内障の発生
(4)電気性眼炎の発生
(5)殺菌作用 |
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(2)
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電離放射線に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
(1)β線は、鉛・鉄の板を通過する。
(2)放射線の人体のに与える影響の単位は、シーベルト(Sv)である。
(3)放射線の健康影響のうち、がんに対する影響には閾値が存在する。
(4)感受性が最も高い細胞は、神経細胞である。
(5)胸のX線検査1回当たりでの被曝線量は、自然放射線による年間被曝量の世界平均よりも多い。 |
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(2)
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環境基本法における水質汚濁に係る環境基準において、人の健康の保護に関する環境基準項目に含まれていないものは次のうちどれか。
(1)全シアン
(2)砒素
(3)ホルムアルデヒド
(4)ベンゼン
(5)トリクロロエチレン |
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(3)
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水銀に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)一般に、有機水銀と無機水銀に分けられる。
(2)有機水銀は、生物濃縮を起こすことが知られている。
(3)水俣病は、メチル水銀による公害病である。
(4)重要な影響の一つに、中枢神経障害がある。
(5)皮膚癌の原因となることが知られている。 |
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(5)
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感染症とその病原体の種類との組合せとして、最も適当なものは次のうちどれか。
(1)麻しん ------------ ウイルス
(2)ワイル病 ----------- 真菌
(3)カンジダ症 ---------- 細菌
(4)つつが虫病 ---------- 原虫
(5)クリプトスポリジウム症 ----- リケッチア |
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(1)
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水系感染症の特徴に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
(1)発生は、一般に特定の年齢層や職業に集中する。
(2)一般に重症例が多く、致死率が高い。
(3)発生は、おおむね梅雨から夏季に限定される。
(4) 初発患者の発生から数日で爆発的に患者が増える。
(5)一般に水の汚染が証明又は確定されることは少ない。 |
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(4)
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ノロウイルスに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)ヒトからヒトへ感染する。
(2)感染しても発症しない場合がある。
(3)潜伏期間は、1週間である。
(4)ノロウイルス感染症は、冬季を中心に発生する。
(5)ノロウイルス感染症の主な症状は、嘔吐、下痢等である。 |
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(3)
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10%溶液として市販されている次亜塩素酸ナトリウムを水で希釈して50mg/Lの濃度の溶液を80L作る場合、必要となる10%溶液の量として、最も近いものは次のうちどれか。
(1)0.4mL
(2)1.6mL
(3)4mL
(4)16mL
(5)40mL
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(5)
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問題46~90
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