建築物環境衛生管理技術者試験  ビル管独学チャレンジノート     本文へジャンプ
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過去問塾 平成25年度

 空気環境の調整

 問題 46
 次の用語とその略語との組合せのうち、最も不適当なもの峠どれか。

(1) ライフサイクルコスト ------ LCC
(2) 発光ダイオード ------ HID
(3) ビル関連病 ------ BRI
(4) 集落形成単位 ------ CFU
(5) 平均放射温度 ------ MRT

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 解答
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 問題 47
 壁体における熱移動に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 中空層の熱低抗は、中空層の密閉度に関係する。
(2) 熱伝達は熱放射と対流によって行われ、その熱流量はそれぞれの熱流量の和となる。
(3) 壁表面から射出される単位面積当たりの放射熱流量は、壁表面の絶対温度に比例する。
(4) 壁体内の単位面積当たりの熱流量は、壁体内の温度勾配と壁材料の熱伝導率の積に比例
  する。
(5) 熱貫流率は、外部の風速が大きいほど大きくなる。

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 解答
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 問題 48
 下の図のようなA部材とB部材からなる外壁がある。いま、A部材とB部材の熱伝導抵抗
がそれぞれ0.95m2・K/W、0.4m2・K/Wであり、室内側熱伝達率と屋外側熱伝達率がそれ
ぞれ10W/(m2・K)、20W/(m2・K)であるとする。室内と展外の温度差が15℃であるとき、
この外壁の単位面積当たりの熱流量として、正しいものは次のうちどれか。



(1) 0.5W
(2) 2W
(3) 10W
(4) 20W
(5) 30W

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 解答
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 問題 49
 建材表面の特性に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 同一温度の物体間での放射に関し、物体の放射率と吸収率は等しい。
(2) 木材(松板)の日射吸収率は、約0.1である。
(3) 白色ペイントは、光ったアルミ箔よりも長波長放射率が大きい。
(4) 黒色ペイントの日射吸収率は、約0.9である。
(5) アスファルトの長波長放射率は、約0.9である。

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 解答
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 問題 50
 流体力学に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 無秩序な乱れによる流体塊の混合を伴う流れを乱流という。
(2) 単位時間にダクトヘ流入する空気の質量と、そのダクトから流出してくる空気の質量は、
  途中に漏れがなければ等しい。
(3) 摩擦のないダクト中の理想流体の流れでは、どの断面においても動庄と静圧と位置圧と
  の合計が等しくなる。
(4) 浮力に対する慣性力の比を表す無次元数をレイノルズ数という。
(5) 開口部の面積と流量係数との積を開口部の実効面積又は相当開口面積という。

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 解答
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 問題 51
 流体に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 大気基準圧(大気圧を基準にした圧力)は、ある地点の圧力を同一高さの大気圧との差
  圧で表す。
(2) 動圧は、流速の二乗と流体の密度に比例する。
(3) 円形ダクトの圧カ損失は、ダクト直径に反比例する。
(4) 直線ダクトの圧力損失は、風速の二乗に比例する。
(5) ダクトの形状変化に伴う圧力損失は、形状抵抗係数と風速に比例する。

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 解答
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 問題 52
 空気の流動に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 自由噴流では、吹出口から離れた中心軸速度が、距離の二乗に反比例して滅衰する領域
  がある。
(2) 吹出口からの自由噴流は、周囲の空気を巻き込みながら拡がる。
(3) 天井面に沿った噴流の到達距離は、自由噴流よりも長くなる。
(4) コールドドラフトは、冷たい壁付近などで生じる下降冷気流である。
(5) 吹出しの影響は吹出口から遠方まで及ぶが、吸込みの影響は吸込口付近に限定される。

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 解答
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 問題 53
 東京都における建築物環境衛生管理基準に関わる空気環境の測定結果に関する次の文章の
[    ]内に入る語句として、最も適当なものはどれか。

[    ]は、かつては、最も不適合率の高い項目であり、昭和50年代初頭までは、
6割前後の不適合率であったが、その後急激に滅少し、近年の不適合率は、0~1%程度で
ある。

(1) 温度
(2) 相対湿度
(3) 気流
(4) 浮遊粉じんの量
(5) 二酸化炭素の含有率

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 解答
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 問題 54
 次のエアロゾル粒子の相当径のうち、幾何相当径に分類されるものはどれか。

(1) 空気力学径
(2) ストークス径
(3) 定方向径
(4) 光散乱径
(5) 電気移動度径

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 解答
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 問題 55
 浮遊粒子の動力学的性質に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 抵抗係数は、ストークス域ではレイノルズ数に比例する。
(2) 電気移動度は、電界中の電荷をもつ粒子の移動速度を電界強度で除した値である。
(3) 球形粒子の拡散係数は、粒径に反比例する。
(4) 沈着速度は、単位時間当たりの沈着量を気中濃度で除した値である。
(5) 球形粒子の重力による終末沈降速度は、粒径の二乗に比例する。

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 解答
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 問題 56
 換気と必要換気量に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 必要換気量は、燃焼器具の影響、空気汚染物質・熱・水蒸気発生の影響等から決定され
  る。
(2) ハイプリッド換気は、一方向の流れとなるように室内に供給し、そのまま排気ロヘ押し
  出す方式である。
(3) 理論廃ガス量は、燃料が完全燃焼した場合の廃ガス量のことである。
(4) 局所換気は、汚染物質が発生する場所を局部的に換気する方式である。
(5) 局所平均空気齢とは、新鮮空気の給気口から任意の点に移動するのにかかる平均時間を
  いう。

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 解答
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 問題 57
 換気回数n=1.0回/hの換気がされている居室において、ある汚染物質の初期濃度Csが
3,000ppmの時、1時間後の濃度が2,000ppmとなった。定常状態(t=∞)の濃度とし
て、最も近い濃度は次のうちどれか。なお、室内濃度は、次式で表され、室内は完全混合
(瞬時一様拡散)とし、室内汚染物質発生量及び外気濃度は一定とする。また、e=2.7と
する。



 ただし、
  C:室内濃度(ppm)
  Q:換気量(m3/h)
  M:室内汚染物質発生量(m3/h)
  t:経過時間(h)
  Co:外気濃度(ppm)

(1) 1,000ppm
(2) 1,300ppm
(3) 1,400ppm
(4) 1,600ppm
(5) 1,800ppm

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 解答
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 問題 58
 27℃の室内において、トルユン濃度が0.05ppmのとき、空気1m3中に含まれているト
ルエン中の炭素分の量として、最も近い値は次のうちどれか。
なお、濃度換算には以下の式を用い、トルエンの化学式はC6H5CH3、炭素、水素の原子
量をそれぞれ12,1とする。




(1) 0.17mg
(2) 0.19mg
(3) 0.92mg
(4) 170mg
(5) 190mg

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 解答
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 問題 59
 アレルゲンと微生物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 住環境内の主なダニアレルゲンに、ヒョウヒダニの糞がある。
(2) カビは、真菌に分類される。
(3) ダニアレルゲンの大部分は、ナノサイズの粒子である。
(4) 結露した壁などの表面では、真菌が発生し、空気汚染源となることが多い。
(5) 室内空気中の浮遊微生物の中には、感染症の原因と'なる細菌やウイルスが含まれる。

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 解答
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 問題 60
 湿り空気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 熱水分比とは、比エンタルピーの変化量と絶対湿度の変化量との比である。
(2) 露点温度とは、湿り空気を冷却したとき飽和状態になる温度のことである。
(3) 顕熱比とは、顕熱の変化量と潜熱の変化量との比である。
(4) 相対湿度とは、ある湿り空気の水蒸気分圧とその湿り空気と同一温度の飽和水蒸気分圧
  との比を百分率で表したものである。
(5) 飽和度とは、ある湿り空気の絶対湿度とその湿り空気と同一温度の飽和空気の絶対湿度
  との比を百分率で表したものである。

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 解答
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 問題 61
 空調熱負荷に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 接地床の構造体負荷は、一般に暖房時には無視する。
(2) 外気負荷は、空調機負荷に含まれる。
(3) 送風機による負荷は、一般に暖房時には無視する。
(4) 人体負荷には、顕熱負荷と潜熱負荷がある。
(5) 間欠空調による蓄熱負荷は、室内負荷に含まれる。

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 解答
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 問題 62
 空気調和方式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 床吹出方式は、二重床を利用する。
(2) 変風量単一ダクト方式は、全空気方式に分類される。
(3) 定風量単一ダクト方式は、必要な新鮮外気量を確保しやすい。
(4) 外調機併用ターミナルエアハンドリングユニット方式は、細分されたゾーンの空調に適
  している。
(5) 放射冷暖房方式は、単独で換気の能力を有している。

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 解答
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 問題 63
 個別方式空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 現在採用されている個別方式空気調和設備は、ヒートポンプ式冷暖房兼用機が大部分を
  占める。
(2) 個別方式空気調和設備は、通常、外気処理装置が併用される。
(3) 分散設置水熱源ヒートポンプ方式は、冷房と暖房が混在する場合に熱回収運転を行うこ
  とができる。
(4) ピル用マルチパッケージは、圧縮機のオン・オフ制御が主流である。
(5) 分散設置空気熱源ヒートポンプ方式は、電動のものの他にガスエンジン駆動のものがあ
  る。

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 解答
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 問題 64
 湿り空気の混合に関する次の文章の[    ]内に入る数値の組合わせとして、最も適当な
ものはどれか。

湿り空気線図上で、乾球温度22℃・絶対湿度0.013kg/kg(DA)の状態点をA点とし、
また、乾球温度34℃・絶対湿度0.025kg/kg(DA)の状態点をB点とする。その場合、A点
の空気100kg/hとB点の空気200kg/hを混合した空気は、乾球温度[  ア  ]℃・絶対湿
度[  イ  ]kg/kg(DA)である。

  ア      イ
(1) 26 ----- 0.017
(2) 26 ----- 0.018
(3) 28 ----- 0.019
(4) 30 ----- 0.019
(5) 30 ----- 0.021


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 解答
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 問題 65
 空気調和設備を構成する設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 蓄熱システムの代表的な顕熱利用蓄熱材として、氷がある。
(2) 空気調和機は、室内に供給する空気の清浄度・温度・湿度を所定の状態に調整する装置
  である。
(3) 熱源設備は、冷凍機、冷却塔、ボイラ、蓄熱槽等によって構成される。
(4) 自動制御設備は、計測器(検出器)、操作器、調節器、中央監視装置等で構成される。
(5) 空気調和機の代表的な装置として、ユニット型空調機、ターミナル型空調機、パッケー
  ジ型空調機等がある。

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 解答
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 問題 66
 ダクト併用ファンコイルユニット方式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれ
か。

(1) ファンコイルユニットに単一ダクト方式を併用することで、個別制御性を高めたシステ
  ムである。
(2) ファンコイルユニットまでの熱の搬送は、冷温水で行う。
(3) 単一ダクト方式に比べ、空気調和機及び主ダクトの小容量化・小型化が可能である。
(4) ファンコイルユニットは、熱負荷変動が小さいインテリアゾーンに配置されることが多
  い。
(5) ダクト吹出空気と、ファンコイル吹出空気による混合損失が発生する場合がある。

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 解答
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 問題 67
 吸収冷凍機に関する次の記述のう'ち、最も不適当なものはどれか。

(1) 蒸発器では、冷水が取り出される。
(2) 吸収器では、冷媒が吸収液に吸収される。
(3) 再生器では、冷媒と吸収液が分離される。
(4) 冷媒には、水が使用される。
(5) 凝縮器では、冷媒が気化する。

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 解答
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 問題 68 
 ボイラに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 鋳鉄製ボイラは、大容量のものの製作が難しい。
(2) 小型貫流ボイラは、蒸気暖房用に使われる。
(3) 貫流ボイラは、大きなドラムがないことが特徴である。
(4) 真空式温水発生機は、缶体内を大気圧より低く保持しながら水を沸騰させる。
(5) 炉筒煙管ボイラは、水管壁に囲まれた燃焼室を有する。

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 解答
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 問題 69
 熱源方式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) ヒートポンプ方式は、ガス又は油を直接燃焼させ、1台の機器で冷水又は温水、あるい
  は必要に応じて冷水と温水を同時に製造する吸収冷凍機を用いる方式である。
(2) 吸収冷凍機+蒸気ボイラ方式は、空調以外の給湯・洗浄・消毒等の用途に高圧蒸気を必
  要とする病院、ホテル、工場等での採用例が多い。
(3) 電動冷凍機+ボイラ方式は、冷熱源として電動機駆動のレシプロ冷凍機やターボ冷凍機
  を、温熱源としてセクショナルボイラや炉筒煙管ボイラを用いる方式である。
(4) コージェネレーション方式は、エンジンなどを駆動して発電するとともに、排熱を回収
  して利用する方式である。
(5) 蓄熱システムは、熱源設備により製造された冷熱・温熱を計画的に効率よく蓄熱し、必
  要な時に必要な量だけ取り出して利用するシステムである。

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 解答
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 問題 70
 空気調和設備に用いられる熱交換器に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) ヒートパイプは、構造・原理が単純で、熱輸送能力の高い全熱交換器である。
(2) 空気-空気熱交換器は、主に排気熱の回収に用いられる。
(3) 静止型全熱交換器は、仕切り板の伝熱性と透湿性により給排気間の全熱交換を行う。
(4) 代表的な空気冷却用熱交換器としては、プレートフィン式冷却コイルがある。
(5) プレート式水-水熱交換器は、コンパクトで容易に分解洗浄できるという特徴がある。

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 解答
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 問題 71
 加湿装置に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 水噴霧方式は、噴霧圧力、遠心力、超音波振動等を利用して水を霧状にし、空気中に放
  出して加湿する方式である。
(2) 加湿装置には、温度降下を伴う方式と伴わない方式とがある。
(3) 蒸気吹出方式には、蒸気発生装置を組み込んだタイプと外部の蒸気発生源から蒸気を導
  入するタイプがある。
(4) 蒸気吹出方式は、気化方式に比べて加湿効率が低い。
(5) 水槽や水溜まり部分をもつものは、ほこり溜まりや微生物の侵入・繁殖に注意する必要
  がある。

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 解答
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 問題 72
 空気調和設備に用いられる冷却塔に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 冷却塔は、主として冷凍機の凝縮熱を大気に放出するための装置として利用され、冷却
  水循環系統の一部を形成する。
(2) 開放型冷却塔は、循環する冷却水が直接空気と接触し、冷却水の一部が蒸発することに
  より、残りの水が冷却される。
(3) 密閉型冷却塔は、散布水系統で不純物が濃縮することがないため、水質管理が不要とい
  う特徴がある。
(4) 密閉型冷却塔は、大気による冷却水の汚染がないため、電算室やクリーンルーム系統の
  冷却塔としての採用例が多い。
(5) 開放型冷却塔は、密閉型冷却塔に比べて小型である。

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 解答
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 問題 73
 送風機に関連する用語として、最も不適当なものは次のうちどれか。

(1) 吐出し圧力
(2) プロワ
(3) サージング
(4) 揚程
(5) 羽根車

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 解答
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 問題 74
 下の図は、空気調和設備に用いられる送風機の運転と送風系における風量調整を示してい
る。この図に関して、次の文章の[    ]内に入る語句の組み合わせとして、最も適当なも
のはどれか。

送風機の[  ア  ]は、グラフの横軸に風量をとり縦軸には[  イ  ]をとってPのよ
うに示される。一方、送風系の抵抗曲線は、同じグラフ上に、風量の二次曲線Rとして示
される。ここで、2曲線の交点Aは、運転点を示している。その送風量Q
Aが設計風量QB
よりlも大きいことが判明した場合には、送風系の[  ウ  ]を操作することで、設計風量と
同一となるように調整することができる。

   ア         イ       ウ
(1) 特性曲線 ----- 動力 ----- 三方弁
(2) 特性曲線 ----- 静圧 ----- ダンパ
(3) 動圧曲線 ----- 動力 ----- ダンパ
(4) 動圧曲線 ----- 動力 ----- 三方弁
(5) 動圧曲線 ----- 静圧 ----- 三方弁



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 解答
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 問題 75
 吹出口と吸込口に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 面状吹出口は、天井板に細孔をあけた有孔天井を用い、天井全面から微風速で吹き出す
  方式が一般的である。
(2) 軸流吹出口は、誘引比及び拡散角度が小さく、到達距離が長いのが特徴である。
(3) 線状吹出口は、誘引比が大きく、均一な温度分布を得やすい。
(4) ふく流吹出口は、誘引比が小さく、温度分布が不均一になりやすい。
(5) 吸込口の吸込気流には、吹出気流のような指向性がない。

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 解答
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 問題 76
 空気浄化装置に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 電気集じん機は、高圧電界により荷電し、静電気力により粉じんを捕集する。
(2) ろ過式粒子用エアフィルタは、さえぎり・慣性・拡散・静電気等の作用で粉じんをろ材
  繊維に捕集する。
(3) 一般空調用に用いられる中・高性能粒子用エアフィルタの性能試験には、ほとんど光散
  乱積算法が用いられる。
(4) 活性炭フィルタは、多種類のガスに適用できるガス除去用エアフィルタの一種である。
(5) HEPAフィルタは、中央方式空気調和機内に設置される一般的な粒子用エアフィルタ
  である。

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 解答
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 問題 77
 空気調和設備に用いられる配管の種類とそれに関連する温度又は圧力との組合せとして、
最も不適当なものは次のうちどれか。

(1) 冷水配管 -------------------- 5~10℃
(2) 高温水配管 ----------------- 120~180℃
(3) 冷却水配管 ----------------- 20~40℃
(4) 氷蓄熱用不凍液配管 ----- -10~-5℃
(5) 低圧蒸気配管 --------------- 0.1~1MPa
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 解答
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 問題 78
 換気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 自然換気は、風や室内外の温度差が原動力となる。
(2) 風による換気力は、風速に比例する。
(3) 機械換気は、送風機や排風機などの機械力を利用して、室内の空気の入れ換えを行う。
(4) 第1種機械換気は、室内を正圧又は負圧にコントローできる。
(5) 第2種機械換気は、汚染空気の流入を許さない手術室などの清浄室に用いられる。

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 解答
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 問題 79
 温熱環境要素の測定器に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) バイメタル式温度計は、2種類の金属の膨張率の差を利用している。
(2) 電気抵抗式湿度計は、感湿部の電気抵抗が吸湿、脱湿によって変化することを利用して
  いる。
(3) アスマン通風乾湿計は、周辺気流及び熱放射の影響を防ぐ構造となっている。
(4) グローブ温度計は、気流変動の大きいところの測定に適する。
(5) 熱線風速計には、定電圧式や定温度式などがある。

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 解答
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 問題 80
 室内空気環境の測定に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 一酸化炭素の測定法には、ガスクロマトグラフ法がある。
(2) アスベストの測定法には、X線回折分析法がある。
(3) 二酸化炭素の測定法には、化学発光法がある。
(4) 浮遊微生物の捕集法には、衝突法がある。
(5) 花粉アレルゲンの測定法には、表面プラズモン共鳴法がある。

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 解答
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 問題 81
 ピエゾバランス粉じん計に関する次の文章の[     ]内に人る語句の組合せとして、最
も適当なものはどれか。

ピエゾバランス粉じん計ま、[  ア  ]の原理に基づくものであり、試料空気中の浮遊粉
じんを[  イ  ]により圧電結晶素子に捕集し、捕集された粉じんの質量により変化する圧
電結晶素子の[  ウ  ]の差を利用して、相対濃度として指示値を得る測定器である。

    ア         イ         ウ
(1) 庄電天秤 ---- 静電沈着 ---- 固有周波数
(2) 圧電天秤 ---- 慣性衝突 ---- 固有周波数
(3) 圧電天秤 ---- 静電沈着 ---- 基本周波数
(4) 吸光光度 ---- 慣性衝突 ---- 基本周波数
(5) 吸光光度 ---- 静電沈着 ---- 基本周波数

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 解答
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 問題 82
 測定器とそれらを特徴付ける構成要素との組合せとして、最も不適当なものは次のうちど
れか。

(1) 電気抵抗式温度計 ----- 白金線
(2) 熱電対温度計 ----- 2種類の金属線
(3) グローブ温度計 ----- 断熱材製の中空球体
(4) ローボリウムエアサンプラ ----- 分粒装置
(5) マノメータ ----- U字管

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 解答
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 問題 83
 光散乱式の粉じん計を用いて室内の浮遊粉じんの相対濃度を測定したところ、3分間当た
り90カウントであった。この粉じん計のバックグランド値は1g分間当たり80カウントで、
標準粒子に対する感度が1分間当たり1カウント0.001mg/m3、室内の浮遊粉じんに対す
る較正係数が1.3であるとすると、室内の浮遊粉じんの量として、最も近い数値は次のうち
どれか。

(1) 0.01mg/m3
(2) 0.03mg/m3
(3) 0.04mg/m3
(4) 0.05mg/m3
(5) 0.22mg/m3

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 解答
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 問題 84
 冷却搭の冷却水管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 冷却水系を化学的に殺菌洗浄するには、過酸化水素や塩素剤などを循環させる。
(2) 冷却水の強制ブローは、冷却水の濃縮防止に有効である。
(3) スケールが発生すると、冷却塔の冷却効率の低下を招く。
(4) スライム防止やレジオネラ属菌対策として、多機能型薬剤を月に1回、間欠的に投入す
  る。
(5) 開放型冷却塔では、一般に循環水量の2%程度の補給水量を見込んでおく必要がある。

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 解答
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 問題 85
 音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 1オクターブ幅とは、周波数が2倍になる間隔である。
(2) 空気密度、音速が一定であれば、音の強さは音圧の平方根に比例する。
(3) 媒質が1回振動している間に進む距離を波長という。
(4) 純音とは、一つの周波数の音波のことである。
(5) 音の強さの単位には、W/m
2が用いられる。
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 解答
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 問題 86
 音に関する次の文章の[    ]内に入る数値の組合せとして、最も適当なものはどれか。

点音源の場合、音源からの距離が2倍になると音圧レベルは約[  ア  ][dB]、距離が
10倍になると約20[dB]の減衰となる。線音源の場合、音源からの距離が2倍になると約
[  イ  ][dB]、10倍になると約[  ウ  ][dB]の減衰となる。

  ア   イ   ウ
(1) 3 ---- 6 --- 40
(2) 4 ---- 2 --- 10
(3) 4 ---- 4 --- 20
(4) 6 ---- 3 --- 10
(5) 6 --- 12 --- 40

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 解答
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 問題 87
 音・振動環境に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 暗騒音とは、ある騒音環境下で対象とする特定の音以外の音の総称である。
(2) 固体伝搬音の低減には、振動源の発生振動の低減が必要である。
(3) 窓から入る道路交通騒音は、固体伝搬音である。
(4) 内装材の振動は極力多くの点数で測定し、平均化するなどの処理が必要となる。
(5) 空気調和機から発生した音が隔壁・隙間等を透過してくる音は、空気伝搬音である。

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 解答
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 問題 88
 測光量に関する次の文章の[     ]内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはど
れか。

光度は、単位立体角当たりから放出される[  ア  ]である。光度の単位は、通常、
[  イ  ]と表される。さらに、光度を観測方向から見た見かけの面積で割った値が
[  ウ  ]である。

   ア     イ     ウ
(1) 光束 --- cd --- 光束発散度
(2) 光束 --- cd --- 輝度
(3) 照度 --- lm --- 光束発散度
(4) 照度 --- lm --- 輝度
(5) 照度 --- cd --- 輝度

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 解答
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 問題 89
 地表における直射日光による法線照度100.000lxのとき、直射日光による水平面照度とし
て最も近いものは次のうちどれか。ただし、このときの太陽高度は60度とする。

(1) 25.000lx
(2) 50.000lx
(3) 58.000lx
(4) 75.000lx
(5) 87.000lx

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 解答
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 問題 90
 照明器具に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1) 照明率は、光源の設計光束維持率の影響を受けない。
(2) 照明率は、照明器具の清掃間隔の影響を受ける。
(3) 保守率は、照明器具構造の影響を受ける。
(4) 保守率は、室内の粉じん発生量の影響を受ける。
(5) 保守率は、使用する光源の種類の影響を受ける。

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 解答
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 「建築物の構造概論」



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