建築物環境衛生管理技術者試験に挑戦 | ||||||||||||||
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「湿り空気線図」 | ||||||||||||||
問題 21-49 | ||||||||||||||
下に示す湿り空気線図(湿度図)に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか. | ||||||||||||||
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(1) | 乾球温度17℃,相対湿度50%の空気が表面温度10℃の窓ガラスに触れると結露する.
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(2) | 乾球温度20℃,湿球温度10℃の空気に含まれる水蒸気量は,0.005s/s(DA)より小さい. |
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(3) | 乾球温度4℃,相対湿度100%の空気を22℃まで暖めると,相対湿度は約30%となる.
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(4) | 乾球温度10℃の空気が含むことのできる最大の水蒸気量は,0.005s/s(DA)より大きい.
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(5) | 乾球温度25℃,相対湿度50%の空気の露点は15℃より低い. | |||||||||||||
解 答 | 1 | |||||||||||||
(1) | 上の図の乾球温度(横軸)17℃からの垂直線と、相対湿度50%との交点を確認する。(矢印 1) 次にその点を水平に左に移動して飽和空気線(相対湿度100%)との交点、つまり上の図の場合約6℃が露点温度となり、それより温度が下がると結露が起きる。 結論、10℃では結露しない。 |
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(2) | 乾球温度20℃,湿球温度10℃の交点を確認。(矢印 2) 次にその点を水平に右に移動して絶対湿度(縦軸)との交点を見る。 空気に含まれる水蒸気量は、約0.004s/s(DA)とわかる。 結論、空気に含まれる水蒸気量は、0.005s/s(DA)より小さい。 |
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(3) | 乾球温度4℃と相対湿度100%の交点を確認する。(矢印 3) 次にその点を水平に右に移動して乾球温度22℃との交点を見る。 その点が相対湿度線の30%強のところにあるのが分かる。 結論、相対湿度は約30%となる。 |
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(4) | 乾球温度10℃と飽和空気線の交点を確認する。(矢印 4) 次にその点を水平に右に移動して絶対湿度(縦軸)との交点を見る。 図より約0.0075s/s(DA)であることが分かる。 結論、この空気が含むことのできる最大の水蒸気量は、0.005s/s(DA)より大きい。 |
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(5) | 乾球温度25℃と相対湿度50%の交点を確認する。(矢印 5) 次にその点を水平に左に移動して飽和空気線(相対湿度100%)との交点を確認すると、14℃であることが分かる。この温度が露点温度となる。 結論、この空気の露点は15℃より低い。 |
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