建築物環境衛生管理技術者試験  ビル管独学チャレンジノート     本文へジャンプ
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 過去問塾 2021年度

建築物環境衛生管理技術者試験


 問題46
 下に示す湿り空気線図に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
 
 (1)乾球温度14℃、相対湿度80%の空気を加熱コイルで25℃に温めると相対湿度は約40%となる。
 (2)乾球温度10℃、相対湿度80%の空気は、乾球温度22℃、相対湿度30%の空気より絶対湿度が高い。
 (3)乾球温度22℃、相対湿度60%の空気が表面温度15℃の窓ガラスに触れると結露する。
 (4)乾球温度19℃の空気が含むことのできる最大の水蒸気量は、0.010kg/kg(DA)より大きい。
 (5)露点温度10℃の空気は、乾球温度29℃において約30%の相対湿度となる。

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 解答
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 問題47
 結露に関する次の文章の[ ]内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。
  暖房時の壁体の内部や表面での結露を防止するには、壁体内において、水蒸気圧の [ ア ]側に[ イ ]の低い[ ウ ]を設けることが有効である。

   ア      イ     ウ
 (1)高い   熱伝導率      断熱材
 (2):高い   湿気伝導率    防湿層
 (3)低い   湿気伝導率    防湿層
 (4)低い   熱伝導抵抗    断熱材
 (5)低い   湿気伝導率    断熱材

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 解答
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 問題48
建築材料表面(白色プラスター、アスファルト、新しい亜鉛鉄板、光ったアルミ箔)波長放射率と日射吸収率の関係を下の図中に示している。最も適当なものはどれか。

 

 (1)A:白色プラスター    B:アスファルト      C:光ったアルミ箔    D:新しい亜鉛鉄板
 (2)A:光ったアルミ箔    B:新しい亜鉛鉄板   C:白色プラスター   D:アスファルト
 (3)A:白色プラスター    B:アスファルト      C:新しい亜鉛鉄板   D:光ったアルミ箔
 (4)A:アスファルト      B:白色プラスター   C:新しい亜鉛鉄板   D:光ったアルミ箔
 (5)A:新しい亜鉛鉄板   B:光ったアルミ箔    C:白色プラスター    D:アスファルト

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 解答
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 問題49
下の図は、厚さの異なるA、B、C部材で構成された建築物外壁における定常状態の内部温度分布を示している。この図に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。


 (1)A、B、C部材のなかで、最も熱伝導率が大きい部材はB部材である。
 (2)熱伝達率は、屋外側の方が室内側より大きい。
 (3)B部材が主体構造体であるとすれば、この図は内断熱構造を示している。
 (4)壁表面近傍で空気温度が急激に変化する部分を境界層という。
 (5)A、B、C部材のなかで、部材を流れる単位面積当たりの熱流量が最も大きいのはA部材である。

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 解答
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 問題50
空気の流動に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)天井面に沿った冷房による吹出し噴流は、速度が小さいと途中で剥離して降下することがある。
 (2)コールドドラフトは、冷たい壁付近などで生じる下降冷気流である。
 (3)自由噴流の第3域では、中心軸速度が吹出し口からの距離に反比例して減衰する。
 (4)吹出しの影響は遠方まで及ぶのに対し、吸込みの影響は吸込み口付近に限定される。
 (5)通常の窓の流量係数は、約1.0である。

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 解答
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 問題51
流体力学に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)直線ダクトの圧力損失は、長さに比例する。
 (2)直線ダクトの圧力損失は、風速に比例する。
 (3)直線の円形ダクトの圧力損失は、直径に反比例する。
 (4)ダクトの形状変化に伴う圧力損失は、形状抵抗係数に比例する。
 (5)開口部を通過する風量は、開口部前後の圧力差の平方根に比例する。

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 解答
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 問題52
 換気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)単位時間当たりに室内の入れ替わる新鮮空気(外気)量を換気量という。
 (2)空気交換効率とは、室内にある空気が、いかに効果的に新鮮空気と入れ替わるかを示す尺度をいう。
 (3)1時間に窓を開ける回数を換気回数という。
 (4)外気が給気口から室内の任意の点に移動するのにかかる平均時間を、局所平均空気齢という。
 (5)ある汚染物質の室内濃度を、その基準値に維持するために必要な換気量のことを必要換気量という。

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 解答
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 問題53
ある居室に16人在室しているとき、室内の二酸化炭素濃度を建築物環境衛生管理基準値以下に維持するために最低限必要な換気量として、正しいものは次のうちどれか。
ただし、室内は定常状態・完全混合(瞬時一様拡散)とし、外気二酸化炭素濃度は 400ppm、在室者一人当たりの二酸化炭素発生量は0.018m3/hとする。

 (1)320m3/h
 (2)400m3/h
 (3)480m3/h
 (4)600m3/h
 (5)720m3/h

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 解答
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 問題54
室内におけるホルムアルデヒドの発生源のうち、最も不適当なものは次のうちどれか。

 (1)ユリア樹脂系接着剤
 (2)パーティクルボード
 (3)家具
 (4)コンクリート
 (5)喫煙

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 解答
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 問題55
室内汚染物質とその発生源との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。

 (1)アセトアルデヒド-----加熱式たばこ
 (2)窒素酸化物-----開放型燃焼器具
 (3)オゾン-----レーザープリンタ
 (4)ラドン-----石材
 (5)フェノブカルブ-----接着剤

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 解答
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 問題56
換気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)換気の目的の一つには、汚染物質の室内からの除去がある。
 (2)ハイブリッド換気は、自然換気と機械換気を併用する換気方式である。
 (3)第1種換気は、機械給気と機械排気による換気をいう。
 (4)局所換気は、汚染物質が発生する場所を局部的に換気する方法をいう。
 (5)第3種換気は、機械給気と自然排気口による換気をいう。

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 解答
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 問題57
浮遊粒子の次のア~エの動力学的性質のうち、粒径が大きくなると数値が大きくなるものの組合せとして、最も適当なものはどれか。

 ア:終末沈降速度
 イ:拡散係数
 ウ:気流に平行な垂直面への沈着速度
 工:粒子が気体から受ける抵抗力

 (1)アとイ
 (2)アとウ
 (3)アとエ
 (4)イとエ
 (5)ウとエ

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 解答
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 問題58
アレルゲンと微生物等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)ウイルスは建材表面で増殖することがある。
 (2)アスペルギルスは、一般環境中に生息するカビである。
 (3)オフィスビル内の細菌の主な発生源は在室者である。
 (4)酵母は真菌に分類される。
 (5)カビアレルゲンの大部分は、数μm以上の粒子である。

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 解答
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 問題59
 パッケージ型空調機に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

 (1)中央方式の空気調和設備と同様に、熱源設備が必要となる。
 (2)圧縮機の駆動は、全て電力を用いている。
 (3)通常は、外気処理機能を備えている。
 (4)ビル用マルチパッケージは、ON-OFF制御により、圧縮機の容量制御を行うのが主流である。
 (5)水熱源ヒートポンプ方式のパッケージ型空調機は、圧縮機を備えているため騒音に注意が必要である。

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 解答
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 問題60
空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)HEMSと呼ばれる総合的なビル管理システムの導入が進んでいる。
 (2)空気調和機には、広くはファンコイルユニットも含まれる。
 (3)熟搬送設備は、配管系設備とダクト系設備に大別される。
 (4)冷凍機、ポイラ、ヒートポンプ、チリングユニットは、熱源機器にあたる。
 (5)自動制御設備における中央監視装置は、省エネルギーや室内環境の確保を目的に設備機器を監視、制御する設備である。

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 解答
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 問題61
 躯体蓄熱システムに関する次の文章の[]内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。

 躯体蓄熱システムにより蓄熱槽や熱源機器の容量が低減されるが、氷蓄熱に比べ、熱損失が
「 ア 」、蓄熱投入熱量比が「 イ 」。また、放熱時の熱量制御は「 ウ 」である。


   ア     イ     ウ
 (1)大きく   大きい   容易
 (2)小さく   大きい   容易
 (3)大きく   小さい   容易
 (4)小さく   大きい  困難
 (5)大きく   小さい   困難

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 解答
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 問題62
 空気調和における湿り空気線図上での操作に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1)房時に水噴霧加湿を用いる場合、温水コイル出口の温度は設計給気温度より高くする必要がある。
 (2)冷房時の室内熱負荷における顕熱比SHF=0.8の場合、空調機からの吹出し空気の絶対湿度は室内空気より低くする必要がある。
 (3)温水コイル通過後の空気は単純加熱となり、通過前後で絶対湿度は変化しない。
 (4)還気と外気の混合状態は、湿り空気線図上において還気と外気の状態点を結んだ直線上に求められる。
 (5)冷水コイルによる冷却除湿では、コイル出口における空気の相対湿度は100%となる。

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 解答
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 問題63
 冷水コイルによる空気冷却に関する次の文章の[]内に入るものの組合せとして、最も適当なものはどれか。
 

湿り空気線図上で、冷水コイル入口空気の状態点をA、コイル出口空気の状態点をBとし、乾球温度がA点と等しく、かつ絶対湿度がB点と等しい状態点をCとする。 A点、B点、C点の比エンタルピーをそれぞれhA、hB、hcとし、冷水コイルを通過する空気の質量流量をG[kg/h]とすると、冷水コイルによる除去熱量の潜熱分は[ ア ]顕熱分は[ イ ]で表される。

     ア        イ
 (1)G(hA-hB)    G(hA-hc)
 (2)G(hA-hc)    G(hA-hB)
 (3)G(hA-hc)    G(hc-hB)
 (4)G(hc-hB)    G(hA-hB)
 (5)G(hc-hB)    G(hA-hc)

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 解答
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 問題64
空気調和方式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)定風量単一ダクト方式は、給気量が一定であり、給気温度を可変することにより熱負荷の変動に対応する方式である。
 (2)変風量単一ダクト方式は、定風量単一ダクト方式と比較して空気質確保に有利である。
 (3)ダクト併用ファンコイルユニット方式は、単一ダクト方式とファンコイルユニットを併用することにより、個別制御性を高めたシステムである。
 (4)放射冷暖房は、冷房時の表面結露や空気質確保に配慮が必要である。
 (5)マルチゾーン空調方式は、負荷変動特性の異なる複数のゾーンの温湿度調整を1台の空調機で行う方式である。

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 解答
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 問題65
冷凍機に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)スクロール圧縮機は、渦巻き状の固定スクロールと渦巻き状の旋回スクロールの旋回により冷媒を圧縮する。
 (2)スクリュー圧縮機を用いた冷凍機は、スクロール圧縮機を用いたものより、冷凍容量が大きい。
 (3)吸収冷凍機は、都市ガスを使用するので、特別な運転資格が必要である。
 (4)遠心圧縮機は、容積式圧縮機と比較して、吸込み、圧縮できるガス量が大きい。
 (5)シリカゲルやゼオライト等の固体の吸着剤を使用した吸着冷凍機は、高い成績係数を得ることができない。

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 解答
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 問題66
空気調和設備の熱源方式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)地域冷暖房システムでは、個別熱源システムに比べて、一般に環境負荷は増加する。
 (2)蓄熱システムは、電力負荷平準化、熱源装置容量削減に効果がある。
 (3)電動冷凍機とボイラを組み合わせる方式は、夏期に電力消費量がピークとなる。
 (4)直焚吸収冷温水機は、1台の機器で冷水のみ又は温水のみだけでなく、これらを同時に製造することができる。
 (5)電力需要を主として運転するコージェネレーション方式では、空気調和やその他の熱需要に追従できない場合がある。

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 解答
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 問題67
図は、蒸気圧縮冷凍サイクルにおける冷媒の標準的な状態変化をモリエル線図上に表したものである。圧縮機の出口直後に相当する図中の状態点として、最も適当なものは次のうちどれか。
 
 
 (1)ア
 (2)イ
 (3)ウ
 (4)エ
 (5)オ

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 解答
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 問題68
熱源方式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)ヒートポンプ方式は、1台で温熱源と冷熱源を兼ねることができる。
 (2)蓄熱システムにおける顕熱利用蓄熱体として、氷、無機水和塩類が用いられる。
 (3)ヒートポンプ方式は、地下水や工場排熱等の未利用エネルギーも活用することができる。
 (4)太陽熱を利用した空調熱源システムは、安定的なエネルギー供給が難しい。
 (5)吸収式冷凍機+蒸気ボイラ方式は、空調以外に高圧蒸気を使用する用途の建物で用いられることが多い。

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 解答
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 問題69
冷却塔に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)開放型冷却塔は、密閉型と比べて小型である。
 (2)開放型冷却塔内の冷却水は、レジオネラ属菌の繁殖に注意が必要である。
 (3)開放型冷却塔は、密閉型冷却塔に比べて送風機動力が増加する。
 (4)密閉型冷却塔は、電算室、クリーンルーム系統の冷却塔として使用される。
 (5)密閉型冷却塔は、散布水系統の保有水量が少ないため、保有水中の不純物濃度が高くなる。

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 解答
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 問題70
加湿装置の種類と加湿方式の組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。

 (1)滴下式-----気化方式
 (2)電極式-----蒸気方式
 (3)バン型-----蒸気方式
 (4)遠心式-----水噴霧方式
 (5)超音波式-----気化方式

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 解答
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 問題71
空気調和機を構成する機器に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)システム型エアハンドリングユニットは、全熱交換器、制御機器、還気送風機等の必要機器が一体化された空調機である。
 (2)エアハンドリングユニットは、冷却、加熱のための熱源を内蔵している空調機である。
 (3)ファンコイルユニットは、送風機、熱交換器、エアフィルタ及びケーシングによって構成される。
 (4)パッケージ型空調機は、蒸発器、圧縮機、凝縮器、膨張弁等によって構成される。
 (5)パッケージ型空調機のうちヒートポンプ型は、採熱源によって水熱源と空気熱源に分類される。

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 解答
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 問題72
防火ダンパに関する次の記述の[]内に入る値の組合せとして、最も適当なものはどれか。

 温度ヒューズ型の溶解温度は、一般換気用[ ア ]厨房排気用[ イ ]排煙用[ウ]である。

   ア     イ     ウ
 (1)60℃    120℃    280℃ 
 (2)60℃    130℃    270℃
 (3)72℃    120℃    270℃
 (4)72℃    120℃    280℃
 (5)72℃    130℃    270℃

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 解答
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 問題73
送風機に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)軸流送風機は、空気が羽根車の中を軸方向から入り、軸方向へ抜ける。
 (2)シロッコフアンは、遠心式に分類される。
 (3)ダンパの開度を変えると、送風系の抵抗曲線は変化する。
 (4)送風系の抵抗を大きくして風量を減少させると、空気の脈動により振動、騒音が発生し、不安定な運転状態となることがある。
 (5)グラフの横軸に送風機の風量、縦軸に送風機静圧を表した送風機特性曲線は、原点を通る二次曲線となる。

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 解答
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 問題74
ダクトとその付属品に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)フレキシブル継手は、ダクトと吹出し口を接続する際に、位置を調整するために用いられる。
 (2)防火ダンパの羽根及びケーシングは、一般に板厚が1.5mm以上の鋼板で製作される。
 (3)グリル型吹出し口は、誘引効果が高いので、均一度の高い温度分布が得やすい。
 (4)低圧の亜鉛鉄板製長方形ダクトでは、一般に板厚が0.5~1.2mmのものが用いられる。
 (5)グラスウールダクトは、消音効果が期待できる。

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 解答
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 問題75
空気浄化装置に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)自動巻取型エアフィルタのろ材の更新は、タイマによる方法や圧力損失を検知して行う方法が用いられている。
 (2)ろ過式粒子用エアフィルタとは、さえぎり、慣性、拡散、静電気等の作用で、粉じんをろ材繊維に捕集するものをいう。
 (3)空気中の有害ガスを除去するガス除去用エアフィルタとして、イオン交換繊維を使用したものがある。
 (4)一般にHEPAフィルタの圧力損失は、一般空調用フィルタのそれと比較して小さい。
 (5)粒子用エアフィルタの性能は、圧力損失、粉じん捕集率、粉じん保持容量で表示される。

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 解答
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 問題76
空気調和設備のポンプ・配管に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)ポンプの損失水頭は、管内流速の2乗に比例する。
 (2)片吸込み渦巻きポンプは、ターボ型ポンプに分類される。
 (3)歯車ポンプは、油輸送などの粘度の高い液体の輸送用途に用いられることが多い。
 (4)ポンプの急停止による水撃作用を防止するには、緩閉式逆止め弁を用いる方法がある。
 (5)キャビテーションとは、流量と圧力の周期的な変動が続き運転が安定しない現象をいう。

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 解答
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 問題77
換気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)水分の回収を必要としない場合の熱回収には、空気対空気の顕熱交換器が用いられる。
 (2)空気対空気の全熱交換器では、空調システムとして十分な温度処理、湿度処理はできないため、二次空調機が必要となる。
 (3)外気処理ユニットとは、冷媒直膨コイル、全熱交換器、加湿器、フィルタ等を組み込んだユニットである。
 (4)ヒートポンプデシカント調湿型外気処理装置では、暖房時において効果的な相対湿度の維持管理が期待できる。
 (5)厨房、倉庫、各種機械室等では、換気設備が単独で設置されることが多い。

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 解答
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 問題78
光散乱式の粉じん計を用いて室内の浮遊粉じんの相対濃度を測定したところ、3分間当たり90カウントであった。この粉じん計のバックグランド値は10分間当たり60カウントで、標準粒子に対する感度が1分間当たり1カウント0.001mg/m3、室内の浮遊粉じんに対する較正係数が1.3であるとすると、室内の浮遊粉じんの量として、最も近い数値は次のうちどれか。


 (1)0.01mg/m3
 (2)0.03mg/m3
 (3)0.04mg/m3
 (4)0.07mg/m3
 (5)0.20mg/m3

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 解答
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 問題79
汚染物質とその濃度又は強さを表す単位の組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。

 (1)アベスト-----CFU/m3
 (2)放射能-----Bq
 (3)オゾン-----μg/m3
 (4)二酸化イオウ-----ppm
 (5)トルエン-----μg/m3


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 解答
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 問題80
温熱環境要素の測定に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)熱式風速計は、白金線などから気流に奪われる熱量が風速に関係する原理を利用している。
 (2)サーミスタ温度計は、2種類の金属の膨張率の差を利用している。
 (3)自記毛髪湿度計は、振動の多い場所での使用は避ける。
 (4)アスマン通風乾湿計は、周囲気流及び熱放射の影響を防ぐ構造となっている。
 (5)電気抵抗式湿度計は、感湿部の電気抵抗が吸湿、脱湿によって変化することを利用している。

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 解答
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 問題81
ホルムアルデヒド測定法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)簡易測定法には、検知管法、定電位電解法がある。
 (2)DNPHカートリッジは、オゾンにより正の妨害を受ける。
 (3)DNPHカートリッジは、冷蔵で保存する必要がある。
 (4)パッシブ法は、試料採取に8時間程度を要する。
 (5)パッシブサンプリング法では、ポンプを使用しない。

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 解答
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 問題82
揮発性有機化合物(VOCs)測定に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)VOCsの採取には、アクティブサンプリング法とパッシブサンプリング法がある。
 (2)固相捕集・加熱脱着一GC/MS法では、前処理装置により脱着操作を行う。
 (3)固相捕集・溶媒抽出-GC/MS法では、加熱脱着法に比べ、測定感度は落ちる。
 (4)TVOC(TotalVOC)を測定する装置では、方式によらず各VOCに対して同じ感度である。
 (5)TVOCは、GC/MSによりヘキサンからヘキサデカンの範囲で検出したVOCsの合計である。

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 解答
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 問題83
 空気調和設備の維持管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)加湿装置は、使用開始時及び使用期間中の1年以内ごとに1回、定期的に汚れの状況を点検し、必要に応じて清掃などを行う。
 (2)空調システムを介して引き起こされる微生物汚染問題として、レジオネラ症がある。
 (3)空気調和設備のダクト内部は、使用年数の経過につれ清掃を考慮する必要がある。
 (4)冷却塔に供給する水は、水道法に規定する水質基準に適合させる必要がある。
 (5)冷却水管を含む冷却塔の清掃は、1年以内ごとに1回、定期に行う。

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 解答
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 問題84
音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)人間の可聴範囲は、音圧レベルでおよそ0~130dBの範囲である。
 (2)対象音と暗騒音のレベル差が15dBより大きい場合は、暗騒音による影響の除去が必要である。
 (3)空気中の音速は、気温の上昇と共に増加する。
 (4)低周波数域の騒音に対する人の感度は低い。
 (5)時間によって変動する騒音は、等価騒音レベルによって評価される。

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 解答
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 問題85
音に関する用語とその説明として、最も不適当なものは次のうちどれか。

 (1)広帯域騒音-----広い周波数領域の成分を含む騒音
 (2)吸音率-----入射音響エネルギーに対する吸収エネルギーの割合
 (3)純音-----一つの周波数からなる音波のこと
 (4)拡散音場-----空間に音のエネルギーが一様に分布し、音があらゆる方向に伝搬している状態のこと
 (5)パワーレベル-----音源の音響出力をデシベル尺度で表記したもの

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 解答
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 問題86
 音に関する次の文章の[ ]内に入る数値の組合せとして、最も適当なものはどれか。

 点音源の場合、音源からの距離が2倍になると約[ ア ]dB、距離が10倍になると約[ イ ]dB音圧レベルが減衰する。
 線音源の場合、音源からの距離が2倍になると約[ ウ ]dB、距離が10倍になると約[ エ ]dB音圧レベルが減衰する。

   
ア   イ   ウ   エ
 (1)3    15    6    30
 (2)3    10    6    20
 (3)6    20    3    10
 (4)6    20    3    15
 (5)6    30    3    15

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 解答
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 問題87
遮音と振動に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)道路交通による振動は、不規則に起こり、変動が大きい。
 (2)隔壁を介する2室間の遮音性能は、受音室の吸音力が大きいほど高くなる。
 (3)カーペットや畳等を敷いても、重量床衝撃音はほとんど軽減できない。
 (4)床衝撃音に関する遮音等級のLr値は、値が大きい方が、遮音性能が高いことを表す。
 (5)コインシデンス効果により、壁面の透過損失は減少する。

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 解答
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 問題88
昼光照明と窓に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

 (1)大気透過率が等しければ、太陽高度が高いほど直射日光による地上の水平面照度は大きくなる。
 (2)曇天の空は、白熱電球より色温度が高い。
 (3)設計用全天空照度は、快晴よりも薄曇りの方が高い。
 (4)直接昼光率は、直射日光による照度の影響を受ける。
 (5)同じ面積であれば、側窓よりも天窓の方が多く昼光を採り入れられる。

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 解答
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 問題89
測光量に関する次の文章の[]内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。

 光度は、単位立体角当たりから放出される[ ア ]である。光度の単位は、通常、[ イ ]と表される。さらに、
 光度を観測方向から見た、見かけの面積で割った値が[ ウ ]である。

  ア    イ    ウ
 (1)光束    cd    輝度
 (2)光束    cd    光束発散度
 (3)照度    lm    光束発散度
 (4)照度    lm    輝度
 (5)照度    cd    輝度

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 解答
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 問題90
 点光源直下3.0mの水平面照度が450lxである場合、点光源直下1.0mの水平面照度として、最も近いものは次のうちどれか。

 (1)450lx
 (2)900lx
 (3)1,350lx
 (4)4,050lx
 (5)4,500lx

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 解答
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問題91~105


 


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