過去問塾 2020年度
建築物環境衛生管理技術者試験
人体の臓器系とその臓器・組織との組合せとして,最も不適当なものは次のうちどれか。
(1)造血器系---脾臓
(2)内分泌系---下垂体
(3)呼吸器系---肺
(4)神経系---甲状腺
(5)循環器系---毛細血管
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(4)
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体温調節機能に関する次の文章の[ ]内に入る語句の組合せとして,最も適当なものはどれか。
生体は,体内における産熱と放熱が平衡を保ち,一定の体温を維持している。産熱機能は,[ ア ]の増進などによって制御されている。放熱機能は,[ イ ],[ ウ ],皮下組織の熱遮断等によって調節されている。
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ア |
イ |
ウ |
1 |
消化 |
呼吸 |
神経興奮 |
2 |
発汗 |
筋収縮 |
神経興奮 |
3 |
発汗 |
呼吸 |
内分泌 |
4 |
基礎代謝 |
尿生産 |
血液循環 |
5 |
基礎代謝 |
呼吸 |
血液循環 |
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(5)
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通常の室内における,人体各部位の温度が低い順番に並んでいるものとして,最も適当なものは次のうちどれか。
(1)顔 < 直腸 < 足
(2)顔 < 足 < 直腸
(3)顔 < 足 < 直腸
(4)足 < 直腸 < 顔
(5)足 < 顔 < 直腸
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(5)
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熱中症予防の指標となる暑さ指数(WBGT)に関する次の文章の[ ]内に入る語句の組合せとして,正しいものはどれか。
暑さ指数(WBGT)は,屋内や屋外で太陽照射のない場合,0.7TA+0.3TBで求められる。 ただし,TAは[ ア ],TBは[ イ ]である。
ア イ
(1)黒球温度 湿球温度
(2)湿球温度 乾球温度
(3)湿球温度 黒球温度
(4)乾球温度 黒球温度
(5)乾球温度 湿球温度 |
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(3)
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温熱条件の快適性に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。
(1)温冷感とは心理反応であり,人間の主観的評価による指標である。
(2)快適感は,核心温の状態に関わらず一定である。
(3)一般に,平均皮膚温が33~34℃の時に温熱的中性申告が得られる。
(4)温熱的快適感とは,熟環境に対して満足感を表現できる心の状態をいう。
(5)快適感尺度は,諸外国で開発されたものを日本語に翻訳して用いられているものが多く,言語による違いが生じる。
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(2)
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熱中症に関する次の文章の[]内の語句のうち,最も不適当なものはどれか。
熱失神は皮膚血管の拡張により血圧が低下し[(1)脳血流が減少]して起こる。熱けいれんは発汗により[(2)塩分]が失われ,その後大量に[(3)水分]を摂取することで起こる。熱疲労は細胞外液の浸透圧の増加により,細胞内の[(4)水分増加]が生じることで起こる。熱射病は[(5)体温調節中枢の障害]が生じることで起こる。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
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(4)
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湿度・加湿に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。
(1)高湿度では,風邪などの呼吸器疾患に罹患しやすくなる。
(2)高湿度では,結露しカビやダニが発生する。
(3)低湿度では,静電気が発生しやすくなる。
(4)低湿度では,ほこりが飛散しやすくなる。
(5)水に混入した真菌が,加湿の過程でエアロゾルとして放出されることがある。
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(1)
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酸素欠乏に関する次の文章の[]内に入る数値の組合せとして,正しいものはどれか。
労働安全衛生法に基づく酸素欠乏症等防止規則では,空気中の酸素濃度が[ ア ]%未満である状態を酸素欠乏と定義している。 また,酸素濃度と人体影響の関係では,空気中の酸素濃度が[ イ ]%以下になると意識障害やけいれんが生じる。
ア イ
(1)20 18
(2)20 16
(3)18 16
(4)18 10
(5)16 10
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(4)
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ヒトが不快感を覚えるとされている室内の二酸化炭素濃度として,最も適当なものは次のうちどれか。
(1)0.5%
(2)1~2%
(3)3~4%
(4)6%
(5)7~10%
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(2)
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アスベストに関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。
(1)自然界に存在する繊維状の水和化したケイ酸塩鉱物の総称である。
(2)過去には断熱材として使用された。
(3)吸引すると肺の線維化を生じさせる。
(4)健康障害は,アスベスト製品製造工場の従業員に限られる。
(5)悪性中皮腫の原因となる。
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(4)
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ホルムアルデヒドに関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。
(1)常温では気体として存在する。
(2)酸化力が強い。
(3)水ヤアルコールに溶けやすい。
(4)たばこ煙中に存在する。
(5)粘膜に対する刺激が強い。
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(2)
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室内空気汚染とその健康障害との組合せ最も不適当なものは次のうちどれか。
(1)レジオネラ属菌---肺がん
(2)二酸化窒素---慢性気管支炎
(3)オゾン---肺気腫
(4)ホルムアルデヒド---喘息様気管支炎
(5)ハウスダスト---アレルギー性疾患
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(1)
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聴覚に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。
(1)加齢に伴い,低い周波数から聴力低下が起きる。
(2)超低周波空気振動は,低い周波数でヒトが聴き取ることができないものをいう。
(3)音の感覚の3要素は,昔の大きさ,高さ,音色である。
(4)中耳は,鼓膜,耳小骨,鼓室,耳管等で構成されている。
(5)最も鋭敏な周波数は,4000Hz付近である。
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(1)
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振動に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。
(1)全身振動の知覚は,内耳の前庭器官と三半規管が関係している。
(2)振動の知覚は,皮膚,内臓,関節等,全身に分布する運動神経末端受容器によりなされる。
(3)全身振動の大きさの感覚は,振動継続時間によって異なる。
(4)振動レベルの単位は,dB(デシベル)である。
(5)自ろう病は,手持ち振動工具による指の血行障害である。
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(2)
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発光ダイオード(LED)の性質に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。
(1)小型・軽量である。
(2)熱に弱い。
(3)拡散しやすい。
(4)寿命が長い。
(5)高効率である。
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(3)
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情報機器作業(VDT作業)と健康に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。
(1)グレア防止用の照明器具を用いる。
(2)ディスプレイ画面における照度を500lⅩ以下とする。
(3)キーボード上の照度は,300lⅩ以上とする。
(4)デスクトップ型パソコンとノート型パソコンでは,デスクトップ型パソコンの方が疲労の訴えが多い。
(5)眼と表示画面,眼と書類などとの距離は,同じ程度にすることが望ましい。
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(4)
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赤外線による生態影響として,最も不適当なものは次のうちどれか。
(1)熱中症
(2)皮膚血流促進
(3)電気性眼炎
(4)ガラス工白内障
(5)代謝促進
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(3)
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電離放射線に関する次の記述のうち,最も適当なものはどれか。
(1)γ線は,鉛,鉄の板を通過する。
(2)放射線の人体に与える影響の単位は,Bq(ベクレル)である。
(3)放射線の健康影響のうち,がんに対する影響には閾値が存在する。
(4)胸のⅩ線検査1回で被曝する線量は,自然放射線からの年間被曝量の世界平均よりも多い。
(5)感受性が最も高い細胞は,リンパ球である。
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(5)
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放射線障害防止対策に関する次の組合せ最も不適当なものはどれか。
(1)体内被曝の防護 --- 被曝時間の短縮
(2)個人被曝線量管理 --- フィルムバッジの使用
(3)体外被曝の防護 --- 遮蔽
(4)環境管理 --- 環境モニタリング
(5)個人健康管理---健康診断
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(1)
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ヒトの水の収支や欠乏に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。
(1)成人の場合,定常状態では,水の損失は1日2500mLである。
(2)成人の場合,定常状態では,呼吸により失う水分量は水の損失全体の約1/6である。
(3)水分欠乏が,体重に対して1%を超えると喉の渇きが生じる。
(4)水分欠乏が,体重に対して5%を超えると筋肉のけいれんが起きる。
(5)水分欠乏が,体重に対して20%を超えると死亡する。
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(4)
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飲用水汚染事故の発生原因として,最も不適当なものは次のうちどれか。
(1)ノロウイルス
(2)アニサキス
(3)カンピロバクター・ジェジュニ
(4)病原性大腸菌
(5)赤痢アメーバ
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(2)
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水道法の水質基準に規定される物質とその疾病との組合せとして,最も不適当なものは次のうちどれか。
(1)ヒ素 --- ボーエン病
(2)亜硝酸態窒素 --- メトヘモグロビン血症
(3)四塩化炭素 --- 肝がん
(4)ベンゼン --- 再生不良性貧血
(5)フッ素 --- 舌がん
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(5)
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感染症法に基づく感染症の類型のうち,1類,2類,3類全てに実施される措置として,最も不適当なものは次のどれか。
(1)健康診断受診の勧告
(2)就業制限
(3)死体の移動制限
(4)入院勧告
(5)積極的疫学調査
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(4)
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クリプトスポリジウム症とその病原体に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。
(1)感染した噛乳類の糞便が感染源となる。
(2)大きさ4~6μmの原虫である。
(3)感染すると,2~5日後に下痢や腹痛等の症状が表れる。
(4)特定の環境下では,2~6カ月間感染力を維持する。
(5)対策として,給水栓末端における遊離残留塩素濃度を,0.2mg/L以上に保つことが重要である。
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(5)
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消毒薬に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。
(1)クレゾールは,食器の消毒には不適である。
(2)逆性石けんは,緑膿菌や結核菌に対する殺菌力は弱い。
(3)ホルマリンは,全ての微生物に有効である。
(4)消毒用エタノールは,一部のウイルスには無効である。
(5)次亜塩素酸ナトリウムは,芽胞にも有効である。
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問題46~90
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